専門家に相談して安定的な経営を継続
売り手が自身で事業承継を進めることは可能であり、必ずしも事業承継の専門家が必要なわけではありません。
しかし、事業承継の専門家が介入することで、よりいい状態で後継者に事業を引き継げるだけでなく、事業承継が成功する確率が高まり、承継後も安定的な経営を継続してくことに繋がります。
ただ、事業承継では業務が多岐に渡るため、各専門家の専門分野を超えてしまうこともよくあります。
そのため、一人の専門家にすべてを任せるのではなく、信頼できる専門家が集まったチームおよび、それらをまとめる経験に富んだコーディネーターと相談しながら事業承継を進めることが、事業承継を成功させる秘訣だと考えます。
<筆者プロフィール>
久保田俊
GSRコンサルティング株式会社
不動産・相続・事業承継コンサルタント1987年生まれ、東京都北区出身。不動産業界に就職後、GSRコンサルティング株式会社では不動産・相続・事業承継コンサルタントとして従事する。事業承継分野では、主に相続相談から派生する中小企業の事業承継コンサルティング業務を行う。