目次
偽善者とは【嫌われる理由】
偽善者とは【上手な付き合い方】
偽善者とは【嫌われる理由】

こういった具体的な特徴を見てみると、偽善者というのは一見良さそうな人でも下心があるのであまり関わりたくない、と思う方も居るでしょう。嫌われてしまうまでに至る理由は、いくつか挙げられます。
理由①信頼できない

まず、信頼を置けないからといった理由が挙げられます。ここまでに解説してきたように、偽善者は行いこそ良いものであっても、その実周りから好かれる良い人でありたいから、といった下心が隠れています。
これを知ってしまうと、偽善者に何かをされる立場になった時には、たとえ自分が助けられたとしても好感度を上げるために近づいてきているだけなのではないか、という懐疑的な気持ちにさせられます。
本当に本心から自分を助けたくて手を貸してくれているのであればもちろんうれしいでしょうが、嘘をついてでも良い人を演じてくるような相手であると感じた場合、距離を置きたくもなるでしょう。
理由②利用されてると思う

続いて、自分が利用されているのではないか、と思ってしまう事です。偽善者が良い行いをしようとするのは、相手の為ではなくあくまでも自分の為です。
それゆえに、善行をしたとしてもその目的が助けた当人のためなどではなく、自分の為であったという事が発覚した時には、偽善者が自分を良い人だと周りにアピールするために利用されたとして嫌な気持ちになってしまいます。
自分が困っていてそれを解決するために助けてくれたのであれば喜ばしいでしょうが、本質的に自分のことばかりしか考えていないような人に助けられても、嬉しいとは思えないでしょう。
理由③心の内がわからない

信用ができないというのが最も最初の理由として挙げられましたが、心の内を把握できないのも大きな理由です。偽善者は自分を偽っている訳で、本心を隠すというのがとても上手なのです。
となると、言動はいつも上辺だけ取り繕ったようなものばかりしか見えず、本当はどんな目的で動いているのかを中々話そうとはしません。偽善を働いているという自覚がある人ほど、そういった傾向も強いでしょう。
仮に偽善者では無かったとしても、本心を中々語ろうとはせず、ハッキリと自分の意見を言わない人として、どっちつかずで信用を置くに値しないというマイナスなイメージを与えてしまう可能性も高いです。
理由④恩着せがましい

善人を演じようとする人は、本当の善人とは違います。というのも、良い行い押した自分自身が大好きで、所謂自分に酔っている状態ですから、それが高じて厚かましい気持ちが行動に表れる事もあります。
例えば、人に手を貸したり助けた時にはそれを何度も言い続けてきたり、仕事で上手くいったり成果が上がった時には自分が手を貸した事が大きい、などと自分の手柄をアピールしてくるのです。
こういった恩着せがましいことばかり言い続けてくるような人は、間違いなく誰からも好かれたりはしないでしょうし、今後助けてもらおうとも思わないでしょう。
偽善者とは【上手な付き合い方】

もし相手が偽善者であると感じた場合、接している中でストレスを覚えてしまうのは必至です。自分の心身を守るという意味でも、偽善者が自分の周囲にいる際の接し方を覚えてください。
付き合い方①相手と距離を置く

まず、相手と距離を置くというのが対策になります。基本的に偽善者は自分の事が好きで、自分の名声を高めるために周りの人を利用したい、という意識が意識的であれ無意識的であれ潜んでいます。
そういった目的を少しでも察知したのであれば、ただ近くに居るだけで利用されるかもしれません。故に、物理的にも精神的にも距離を置くというのがまず取れる対策になります。
物理的な距離が縮まりそうになった時には出来る限り自分から遠ざかったり、コミュニケーションも一日の内最低限にとどめておくといったように、利用されないために距離を置くのです。
付き合い方②偽善者の心理を利用する

続いて、偽善者の心理を利用するといったものです。相手が自分を含めた身の回りを利用して良い人アピールを使用としている、というのが感じ取れたのであれば、それを逆手にこちらが利用する側に立つのです。
基本的には周りに好かれたいといった利益を求めているのが偽善者ですから、それを相手に適切に与えつつ自分が利用されないように見返りを与える事で、効率的に偽善者を利用するのです。
仕事であれば「○○をしたら評価が上がると上司が言っていた」などといった形で、偽善者に有益な情報を提供し、効率的に動いてもらうといった方法があります。
付き合い方③自分のことはあまり話さない

偽善者に対しては、あまり自分の事を話さないようにしましょう。善人のようにふるまっている偽善者は、自分が周りから好かれるためであれば周りの人間を利用しても良いと思っている節があります。
となると、個人的な情報を相手に漏らしてしまうと、どんな時にそれらを利用されるか分かったものではありません。その為、悩みや秘密などを打ち明けないでこちら側も心を読ませず、利用できないと思わせるのです。