空高くから飛び降り、絶景を眺めながら高速で落下していくスカイダイビング。
現代では、爽快感とスリルを味わえることから、幅広い人に楽しまれるようになりました。
そんなスカイダイビングですが、知識も経験もないと、やはり怖いですよね。
そこでこの記事では、スカイダイビングの基本の説明、スポーツとしてはどのような競技が行われているのか、事故防止と相場を解説しています。
さらに、日本でスカイダイビングを体験できるおすすめの場所も紹介しています!
目次
01|スカイダイビングとは
02|スカイダイビング競技の種類
03|スカイダイビングの事故を防ぐには
04|スカイダイビングの相場は?
05|日本でスカイダイビングができる場所4選
06|まとめ
スカイダイビングとは
人間誰しも、「空を飛んでみたい」という願望を抱いたことがあるのではないでしょうか?
スカイダイビングは、飛行機などの航空機で空へ昇り、高所からパラシュートを使用して、地上へと飛び降りるスポーツのことで、まさに「空を飛んでいる」ような感覚を味わうことができます。
英語では、パラシューティングと呼ばれ、ハンググライダーやパラグライダーなどの空中遊泳を楽しむスカイスポーツの一種です。
最近では、アウトドアアクティビティの一つとして、人気を博しています。
スカイダイビング競技の種類
スカイダイビングは、レジャーとしてのイメージが強い人も多いかと思いますが、国際大会も開催されている、列記としたスポーツの一種です。
そして、スカイダイビングには、全部で7種類もの競技があります。
それぞれの概要を解説していきましょう!
- アキュレシーランディング
- フォーメーションスカイダイビング
- フリースタイル
- スカイサーフ
- フリーフライ
- キャノピーフォーメーション
キャノピーパイロッティング
アキュレシー(accuracy)は日本語で正確さ、ランディング(landing)は着地を意味する言葉です。
つまり、アキュレシーランディングとは、文字通り「着地の正確さ」を競う競技です。空中から風を読み、地上に置かれた直径わずか3cmのターゲット(デッドセンター)を目指し、パラシュートの操作精度で、着地の正確さを争います。
一般的には、最初に触れた靴のかかとが着地位置となります。
アキュレシーランディングは、数あるスカイダイビング競技の中でも、最も歴史のある競技です。
フォーメーションスカイダイビングは、4~16人を1チームとし、制限時間内に、空中でバランスを取りながら手や足をつなぎ、決められた形(フォーメーション)を取り、その技の正確さとスピードを競う競技です。
採点は、競技者とともにカメラマンが飛び降り、そのカメラマンが撮影した映像をもとにして、審判が行います。
撮影技術も採点に含まれるため、カメラマンもチームの重要なピースとなります。フォーメーションスカイダイビングは、男女で競技が分かれていないので、男女混合チームも存在する、とても珍しいスポーツ競技です。
フリースタイルは、競技者とカメラマン1名ずつがペアとなり、ターンやループなどの決められた演技や、自由演技を行い、その技の美しさや正確さ、テクニックやスピードを争う競技です。
技の美しさや芸術性を競うことから、フリースタイルは「空の新体操」や「空中のフィギュアスケート」とも言われています。
このフリースタイルも、フォーメーションスカイダイビング同様に、撮影技術が採点項目に含まれるので、高度3,000mからともに降下するカメラマンは、とても重要な役割を担っています。
スカイサーフも、フリースタイル同様に、カメラマンと2人1組で空中から降下します。
フリースタイルとの違いは、波乗りを行うサーフボードのような形をした、競技専用のボードに足を固定することです。
ボードに足を固定したまま、空から飛び降り、降下中の技の完成度やスピードを競います。
制限時間は50秒で、技の内容は、ターンやループなどの競技者単独で行う回転技だけでなく、イーグルと呼ばれ、カメラマンと共同で行う高度な技も含まれます。
競技者とカメラマン1名ずつがペアとなり、降下中の演技を競うのはフリースタイルですが、その競技者が2名もしくは4名になると「フリーフライ」という名称に変わります。
基本的なルールは、フリースタイルと同様で、降下中に決められた演技や自由演技を行い、その技の正確さやスピードを争いますが、フリーフライでは、2人の手と足をつなぐ技など、1人ではできない技も審査対象となります。
フリーフライは、複数人での技の完成度や同調性、芸術性を求められることから「空のシンクロナイズドスイミング」とも言われています。
キャノピー(canopy)は、パラシュートが開いた際にふくらむ部分を意味します。
つまり、キャノピーフォーメーションは、キャノピー(パラシュートが開いてふくらんだ状態で)、フォーメーションを取ることを指します。
フリースタイルなどの自由演技ではなく、パラシュートを開いた状態で、決められた形(フォーメーション)を取っていく競技です。
複数人数で、パラシュートを開いてからパラシュートでフォーメーションを取っていくので、競技者同士のパラシュートが絡まる危険性があり、リスクの高い競技と言えます。
キャノピーパイロッティングは、小型で高速の高性能パラシュートを用い、高度およそ300mほどの地上すれすれの位置で滑空を行う競技です。
キャノピーパイロッティングには、主に3つの競技があります。
エントリーゲート(スタート)からイグジットゲート(ゴール)までの速さを競う「スピード」、エントリーゲートから着地まどの距離を競う「ディスタンス」、所定のゲートを通過した上での着地の正確さを競う「ゾーンアキュレシー」です。
低空を滑空する危険度の高い競技のため、スープポンドと呼ばれる沼がスタート位置に設けられています。
スカイダイビングの事故を防ぐには
スカイダイビングは、高所から飛び降りる競技のため、どうしても危険度の高いイメージがあります。
そして、海中のダイビングやサーフィンなどの、あらゆるアクティビティと同じように危険度を完全にゼロにすることは不可能です。
実際に、世界中でスカイダイビングの事故は報告されています。
しかし、その数は2010年代では6件ほどです。
さらに、未経験者とプロのインスタラクターが2人で降下するタンデムジャンプでは、死亡事故は起こっていません。
未経験でスカイダイビングを行う際は、降下前にインスタラクターから必ず諸注意を受けます。
事故防止のために、インスタラクターの指示と注意をよく聞き、忠実に守るよう意識しましょう。
スカイダイビングの相場は?
ところで、スカイダイビングの相場は、いくらぐらいなのでしょうか?
オプションや地域、場所によって差はありますが、目安としては3~5万円ほどです。
場所によっては、降下の様子をインスタラクターやカメラマンが撮影してくれるオプションがあります。
空高くから落下し、爽快でスリリングな気分を味わえるスカイダイビングは、やはり人生で一度は経験してみたいですよね。
費用には、航空機や機材費・保険料なども含まれているので、3万円で一生に一度の貴重な体験ができると考えれば、とてもコスパがいいですよね!
日本でスカイダイビングができる場所4選
決して多くではありませんが、日本にもスカイダイビングができる場所がいくつかあります。
やはり、生きているうちに一度くらいは、空を飛ぶ気分を味わってみたいですよね。
スカイダイビングにおすすめの場所を、4つ紹介します!
- スカイダイブ 北海道
- 東京スカイダイビングクラブ
- スカイトライ
ブルースカイ
スカイダイブ北海道は、札幌から車で1時間の余市郡にあるスカイダイビング施設です。
富士山よりも高い、高度3,800mから時速200kmで落下するスカイダイブは、爽快そのもの。
約1分間の降下中は、北海道の雄大な自然が眺められ、自然の中に吸い込まれていくような感覚は、他では決して味わえません!プロのインスタラクターが必ず付くタンデムジャンプでの降下になるので、未経験でも安心なことも嬉しいポイントです!
料金は、6万円~で、ハンドカメラでの撮影や機材費・保険料が含まれます。スカイダイビングは、体重による値段変動と制限があり、スカイダイブ北海道では、80kg以上はプラス1,000円、85kg以上はプラス2,000円、90kg以上は利用不可となっています。
埼玉県桶川市にあるスカイダイビング施設「東京スカイダイビング」は、東京駅や新宿駅から電車で約50分で行くことができるので、首都圏からでも日帰りで行けるアクセスの良さが嬉しいスカイダイビングクラブです。
スカイダイビング専用航空機での20分間の遊覧飛行の後に、国内最高レベルの高さから降下するダイビングは、圧巻です。
クラブ創設以来、実に40,000件以上行ってきた、安心のスカイダイビング実績があります。
料金は、スタンダードが33,000円とリーズナブルな点も嬉しいです。オプションプラス8,000円でハンドカメラでの撮影、プラス17,000円でプロのカメラマンによる撮影がつきます。
せっかくの記念すべきスカイダイビングを、プロのカメラマンに撮影してもらうのも、とてもおすすめです!
愛知県岡崎市にあるスカイダイビング施設「スカイトライ」は、中部地方や東海地方在住の方におすすめです!
名鉄美合駅とJR岡崎駅からは、迎えの車が出ていることも電車利用者にはとても嬉しいポイントです。
体験飛行だけでなく、スクールやプロのパイロットを養成しているので、ノウハウは豊富です。
料金は8,000円からで、数多くのオプションが用意されています。
例えば、10,000円では1人乗りの遊覧飛行ができ、「友達や彼氏(彼女)と一緒に空を楽しみたい!」という方には24,000円でペア飛行のオプションがあります。子どもと一緒に楽しみたい方には、親子遊覧飛行のコースが17,000円から用意されているので、家族みんなで楽しむこともできます!
沖縄県中頭郡にある「ブルースカイ」は、沖縄の絶景を楽しみながら空中遊泳ができる施設です!
沖縄といえば、何と言っても全国で間違いなくトップレベルの美しさを誇る海ですよね。
沖縄の方言で美しい海を意味する「美ら海」が眺められる遊覧飛行は、まさに絶景の一言です。体験してみて、絶対に損はないと言い切れるほどの美しさがあります。
料金は税込みで、11歳以上は一律11,000円、3歳から6歳までは9,000円となっています。
カメラの持ち込みが自由とされているので、ぜひ空中遊泳しながら撮影をして、沖縄ならではの、ゆっくりと流れる時間を、まったりと流れる風を感じながら楽しみましょう!
オプションで、高画質の空撮プランも付いています!
まとめ
スカイダイビングは、スポーツにおいてもレジャーにおいても、安全性に配慮することで、多くの人に親しまれるようになりました。
あなたも是非、他のスポーツでは味わえないレアな体験を味わいに、スカイダイビングを楽しんでみましょう!
文・スポシル編集部/提供元・SPOSHIRU
【関連記事】
・テニス?じゃなくてスカッシュ!都内で出来るスカッシュコート5選
・関東近郊でサバイバルゲームに挑戦してみよう!
・小学生の体幹トレーニングのメリット3つと正しいやり方
・痛風は何科行けばいい?痛風の原因や予防法も紹介
・水中ウォーキングのカロリーはどのくらい?計算方法も紹介!