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ジェフユナイテッド市原・千葉は今月16日、明治安田生命J2リーグ第41節・FC琉球戦で勝利したが、最終節を前にJ1昇格の可能性が消滅。ジェフユナイテッド市原・千葉のバンディエラであり、クラブスタッフの佐藤勇人氏(40)が、クラブの姿勢に対して自身の意見を述べている。
ジェフユナイテッド市原・千葉は2009シーズンのJ1リーグを最下位で終わり、J2へ降格。以降10年以上にわたりJ2リーグの舞台でシーズンを戦っている。また昨季は13戦連続無敗(8勝5分)でシーズンを締めくくっていたが、尹晶煥体制3年目の今季は一度も大型連勝がなく、J1自動昇格を巡る争いに加わることはなかった。
また今月16日のFC琉球戦では2-1と勝利。勝ち点「58」まで積み上げているが、J1参入プレーオフ出場圏内の6位徳島ヴォルティスから4ポイント差の10位。1試合を残してJ1昇格への道が絶たれた。
そんな中、ジェフユナイテッド市原・千葉の「クラブユナイテッドオフィサー」を務める佐藤勇人氏は17日午後に「昨日も応援ありがとうございました。2023シーズンJ2 14年目。クラブにとって大事な方達を何年も待たせてしまっている」
「クラブがどうなりたいか、どんなフットボールをするのか、それを大事な方達にしっかりと伝えないと。進む道を明確にしないと、大事な方達はいつまでも待っていてはくれない」(原文ママ)とツイート。クラブに対して苦言を呈すると、サポーターの間でも議論が巻き起こっている。
また同氏のツイートには、南葛FC所属のMF関口訓充(36)が反応。「クラブにそういった気持ちを持った人間がいれば絶対大丈夫です!良い方向に進んでいくはずです」と前向きなメッセージを送っている。
なおジェフユナイテッド市原・千葉は、すでに尹晶煥監督の今季限りでの退任を発表している。佐藤勇人氏のみならずサポーターの間でも、J2の常連となった現状に対する危機感が募っている。