パラ流しのイカメタルは慣れているが、今回アンカー固定によるイカメタルに初挑戦した模様をレポートする。速い潮流に苦戦するも、オモリグでヒット連発となった釣行をお届けしよう。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堤洋一)

アンカー打ちによる夜焚きイカメタルに初挑戦  オモリグで50杯超え

イカメタルの船の流し方

夜焚きイカメタル船の流し方の違いについて、主に二つあり船を完全に固定するアンカーリングと、潮に乗せて船を流すパラシュートアンカーが主流だ。

アンカー固定は船が一定の場所に留まるためベイトが集まりイカが溜まりやすい。パラ流しのメリットは広範囲のポイントを探れたり、潮の流れが船に影響されにくくなることだろう。アンカー固定は潮が速すぎると釣りにならなくなる、一方パラ流しは潮が緩いと釣りが成立しない。

アンカー打ちによる夜焚きイカメタルに初挑戦  オモリグで50杯超え流し方でメリットがかわる(提供:TSURINEWSライター堤洋一)

序盤は激流

今回、お世話になったのは長崎県大村市鹿ノ島港発「遊漁船エスポワール」。ポイントは水深55m、釣りしやすいトモに釣り座を構えた。

開始早々潮が飛んでおり、仕掛けを投入するとどんどん流されていく。ミヨシからの仕掛けが目の前を横切るほどだ。先ずオモリグ仕掛けで25号のシンカーを使用し真後ろに流しながらボトム付近にアプローチ。苦戦しながらも釣っていく。

アンカー打ちによる夜焚きイカメタルに初挑戦  オモリグで50杯超え釣り場風景(提供:TSURINEWSライター堤洋一)

ヒットはボトム付近ばかり

暫く経つと潮が緩み始め良い潮加減になったのだが、集魚灯が効いてきて魚が集まりサバの猛攻が始まる。サバやハガツオが多いせいでイカのレンジがなかなか上がってこず、底付近でのヒットが多く手返しが悪い。ゆっくり落とすとサバの餌食になるので、重めの鉛スッテで早くボトムに落として対応した。

アンカー打ちによる夜焚きイカメタルに初挑戦  オモリグで50杯超えヒットはボトム付近(提供:TSURINEWSライター堤洋一)

明暗部を攻める

時間が経つにつれ、だんだんアンカーリングのイカメタルに慣れてきた。コツとしては、船の真下に仕掛けが入った状況ではカラーがブラックのスッテが効果的だったり、キャストして明暗部をサーチするのが、良型が潜んでおり狙い目であった。エサ巻きを使用するのも他の同船者と差をつけるために効果的だった。

アンカー打ちによる夜焚きイカメタルに初挑戦  オモリグで50杯超えエサ巻きも効果があった(提供:TSURINEWSライター堤洋一)

アンカー打ちにはオモリグ

今回、アンカー固定でのイカメタルで感じたことは、潮が速いので水深のわりに重い仕掛けで対応しなければならないことで、潮ガンガンのなか重い鉛スッテを速い動きでシャクリ続けるのはかなりキツくエギのフォールでゆったりと釣るオモリグに分があると思った。

山陰地方では浅場をアンカー打ちで狙う遊漁船が多いので、オモリグがとても流行る訳だと納得した。初挑戦だったが、オモリグ仕掛けが功を奏したのか終わってみれば50杯オーバーの竿頭。『アンカーリング夜焚き』テクニカルで面白くとても勉強になり来シーズンもチャレンジしてみようと思う。

アンカー打ちによる夜焚きイカメタルに初挑戦  オモリグで50杯超えアンカーリング夜焚きイカを満喫(提供:TSURINEWSライター堤洋一)

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<堤洋一/TSURINEWSライター>

▼この釣り船について
遊漁船espoir
出船場所:鹿ノ島漁港
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