iPhoneの最新OS「iOS 16」の不具合を解消した「iOS 16.0.2」アップデートが2022年9月22日にリリースされましたが、引き続き10月10日には「iOS 16.0.3」が追加されています。とりあえず初期トラブルを回避するために、iOS 16をインストールせず様子見していた人にとっては待望のアップデートでしょう。そこで今回は、iOS 16.0.3でいったいどこが修正されたのか? どこが解消されていないのか? について詳しく解説します。
iOSのメジャーアップデートは不具合も多い!?
2022年9月13日にiPhone用最新OS「iOS 16」がリリースされました。とくに今回の「iOS 16」はさまざまな新機能が追加されたメジャーアップデートですので、早く新機能を使ってみたいところです。
iOS 16の新機能について詳しく知りたい人はこちらの記事で確認してください。
とはいえ、メジャーアップデートではどうしてもバッテリーの減りが早い、アプリが対応しておらず正しく動作しないといった不具合が出てしまいます。
iOS 16の初期トラブルについてはこちらの記事で確認してください。
そこで慎重派の人は、初期バージョンのiOS 16はインストールせず様子見して、次にリリースされるバージョンでアップデートする人も多いでしょう。
そのような慎重派待望の修正版「iOS16.0.2」が2022年9月22日にリリースされましたが、それでもいくつかの不具合が残されたままだったので、10月10日には「iOS16.0.3」をリリースしています。
これなら、初期の不具合もある程度解消されているはずなので、ようやくiOS 16の新機能を楽しめるかもしれませんね。

iOS 16.0.3ではどのような不具合が解消されているの?
iOS 16.0.3をアップデートするときに表示されているアップデートの内容を確認してみると、今回どのような不具合が修正されているか確認できます。
【iOS 16.0.3の不具合解消点】
・iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxで着信やAppの通知が遅延、または届かないことがある問題
・iPhone 14モデルでCarPlsyでの通話中にマイクの音量が下がることがある問題
・iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxでカメラの起動やモード間の切り替えに時間がかかることがある問題
・不正なメールの受信後、“メール”が起動時にクラッシュする問題
・重要なセキュリティアップードが含まれる

iOS 16.0.3では、上記のような不具合が修正されているようですので、iOS 16にアップデート後、このような問題に悩まされていた人は、今すぐアップデートしたほうがいいでしょう。
ちなみに、iOS 16.0.2では以下のような不具合が解消されています。
【iOS 16.0.2の不具合解消点】
・iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxで一部の他社製Appを使用して撮影するとカメラが振動して写真がぼやけることがある問題
・デバイスの設定中に画面全体が黒くなることがある問題
・App間でコピー&ペーストすると、許可を求めるプロンプトが想定より多く表示されることがある問題
・再起動後にVoiceOverが使用できないことがある問題
・一部の修理済みのiPhone X、iPhone XR、およびiPhone 11の画面でタッチ入力が反応しなかった問題に対処
なお、そもそもiOS16にアップデートできない人は、こちらの記事でその原因と対処方法を確認してください。