スギホールディングス傘下のスギ薬局は10月11日、日清食品の「完全メシ」の販売を通じた健康支援の取り組みを試験的にスタートさせると発表した。
日清食品はカロリーや塩分、糖分、脂質などを抑制するとともに、必要な栄養素をバランスよく摂取できる「完全メシ」シリーズを展開している。一方、スギ薬局は人々の健康状態に合わせ、リアルとデジタルを融合させて最適な商品・サービスを提供する「トータルヘルスケア戦略」を推進している。
スギ薬局では、「完全メシ」をトータルヘルスケア戦略の実現に向けた重要商品と位置づけた取り組みを進める。スギ薬局の店舗に特設売場を設置したり、デジタルサイネージ(電子看板)で告知したりして、「完全メシ」を売り込むほか、管理栄養士による推奨販売も行う。
また、約1000万人のユーザーがいる「スギ薬局アプリ」で、「完全メシ」の情報を配信。将来的には同アプリで取得した購買履歴や行動履歴に基づいて、「完全メシ」の潜在ニーズがあるユーザーを把握し、ダイレクトなコミュニケーションを図る。
さらに、スギ薬局本社の社員食堂でも「完全メシ」を導入する予定だ。
提供元・DCSオンライン
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