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AIが描いた絵画の著作権
AIで画家の仕事は消滅するのか
AIが描いた絵画の著作権
AIが作成した画像に著作権が認められるかについては明確なルールは未だ定まっていませんが、現状は人の手が加えられていない限り著作権は認められていません。
著作権法において著作物は「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」と定義されています。
AIのみによって作成された絵画は「思想又は感情」を表現していないため、著作権がないと考えられています。
AIで画家の仕事は消滅するのか
クリエイティブな仕事は人間にしかできない
いくらAIで絵を描けるようになったとしても、それは元からある絵をAIが学習した上で生成されたものです。例えばレンブラント風の絵なら既存のレンブラントの絵をAIが学習し生成しています。そのため、その絵自体にオリジナリティがあるとは言えません。
つまり、0から1を作るようなクリエイティブな仕事は依然として人間の仕事で価値があります。そのため、絵画作成AIの台頭で人間の画家の仕事が奪われるという自体は起こらないのではないでしょうか。
AIが画家の仕事を効率化してくれる
AIが発達すれば画家の仕事をサポートしてくれるようになると考えることもできます。
例えば、AIが作成した絵から着想を得て自分独自の絵を描いたり、画家は枠線だけを描いて色付け作業はAIで自動化することもできます。
そのように、AIによって画家の仕事の可能性を広げたり効率化できるのではないでしょうか。