貴重な器具を落として破損
そのため学生が実習でたくさんのことを学んでいけるように、看護師長をはじめとする病棟の実習指導者の計らいで、実習時には眼科にしかない珍しくてなかなか触れることはできない器具などを、学生と実習引率の看護教員に見せて触れさせてくれていました。
その日は、かけるだけで、白内障の病態になられた患者さんの眼がどのように見えているのか、色や形に見え方の特徴があるのかを実感して知ることを目的に、白内障体感眼鏡を金庫から出してきてくれたので、学生が触れる前にまず私が眼鏡を手に取って、かける前によく外観を観察しました。
その後に眼鏡を学生にゆっくりと渡し、学生が眼鏡をしっかりと持ったのことを確認して眼鏡から手をはなした瞬間、なんと学生の手から眼鏡が床に落ちたかと思ったら、同時に学生は眼鏡の上にばたんと前のめりに倒れこんでしまいました。
眼鏡は学生の体の重みでつぶれ、破損しました。
学生は落としてはパニックになってしまったようですが、実習中のことは引率者の責任でした。それは単価12万円で病院に損害を与えてしまいました。
(50代・女性)
今回は、仕事でミスをしたエピソードについてまとめました。
文・MONEY TIMES編集部