実は井伊家の菩提寺
江戸時代の初期、世田谷は彦根藩の井伊家の所領となります。
井伊家の当主直孝が鷹狩でこの地を訪れた際、この寺の住職の猫の招きで、落雷を避けたことを大いに喜び、井伊家の菩提寺にしたそうです。
そのことから招き猫が幸運を招くとのことで参詣者を集めており、招き猫発祥の場所とも言われています。
招福殿を過ぎて更に奥に向かうと井伊家の墓所になっていまして、井伊直孝をはじめ、歴代藩主のお墓があり、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼のお墓もあります。

(画像=『たびこふれ』より 引用)
▼豪徳寺の基本情報
・住 所:東京都世田谷区豪徳寺2丁目24-7
・拝観時間:6:00~18:00
・拝観料 :無料
・アクセス:東急世田谷線「宮の坂駅」から徒歩5分 、小田急線「豪徳寺駅」から徒歩10分
次の見どころ松陰神社まで歩きます
そして、次の見どころ松陰神社までぶらり歩いて15分ほどです。
一度世田谷線の宮の坂駅まで戻って松陰神社駅まで電車に乗っても所要時間は同じくらいです。
天気が良いので歩いていきます。途中、中世の世田谷城跡や世田谷区役所の横を通り過ぎていきます。

(画像=<世田谷城跡>,『たびこふれ』より 引用)
井伊直弼といえば、幕末の大老として開国を行い、反対派や政敵を処罰した安政の大獄を行いました。吉田松陰も安政の大獄で処刑されていますが、不倶戴天の仇敵同志、世田谷区内の実に近所でそれぞれ眠っています。
さて、松陰神社が近づいてくると、立派な墓所がありました。
長州出身の明治後期の宰相桂太郎のもので、吉田松陰を崇拝しているため、本人の遺言で松陰神社隣接地に埋葬されたそうです。

(画像=『たびこふれ』より 引用)

(画像=『たびこふれ』より 引用)