J1歴代得点王の得点数

では改めて、1998年から2021年までの歴代のJ1得点王の試合数と得点数を見てみよう。

  • 2021年:レアンドロ・ダミアン(川崎F)35試合23得点、前田大然(横浜FM)36試合23得点
  • 2020年:オルンガ(柏)32試合28得点
  • 2019年:仲川輝人(横浜FM)33試合15得点
  • 2018年:ジョー(名古屋)33試合24得点
  • 2017年:小林悠(川崎F)34試合23得点
  • 2016年:レアンドロ(神戸)31試合19得点、ピーター・ウタカ(広島)33試合19得点
  • 2015年:大久保嘉人(川崎F)32試合23得点
  • 2014年:大久保嘉人(川崎F)32試合18得点
  • 2013年:大久保嘉人(川崎F)33試合26得点
  • 2012年:佐藤寿人(広島)34試合22得点
  • 2011年:ケネディ(名古屋)31試合19得点
  • 2010年:前田遼一(磐田)33試合17得点、ケネディ(名古屋)31試合17得点
  • 2009年:前田遼一(磐田)34試合20得点
  • 2008年:マルキーニョス(鹿島)30試合21得点
  • 2007年:ジュニーニョ(川崎F)31試合22得点
  • 2006年:ワシントン(浦和)26試合26得点、マグノ・アウベス(G大阪)31試合26得点
  • 2005年:アラウージョ(G大阪)33試合33得点
  • 2004年:エメルソン(浦和)26試合27得点
  • 2003年:ウェズレイ(名古屋)27試合22得点
  • 2002年:高原直泰(磐田)27試合26得点
  • 2001年:ウィル(札幌)26試合24得点
  • 2000年:中山雅史(磐田)29試合20得点
  • 1999年:黄善洪(C大阪)25試合24得点
  • 1998年:中山雅史(磐田)27試合36得点
  • 1997年:エムボマ(G大阪)28試合25得点
  • 1996年:三浦知良(V川崎)27試合23得点
  • 1995年:福田正博(浦和)50試合32得点
  • 1994年:オッツェ(市原)40試合30得点
  • 1993年:ディアス(横浜M)32試合28得点

比較してやはり、2022シーズンの得点ランキング上位者の得点数は少ない。要因としては、トップを走っていた上田綺世が移籍したこと、またJリーグ創成期を比べ格段に組織的な守備がリーグ全体に浸透したことが挙げられる。とはいえ、現時点のトップ12得点は、やや寂しさを覚える数字だろう。残りわずかな試合数でどこまで伸ばすことができるのか、またこの少なさは今季だけの偶発的なものなのか、今後も注目は尽きない。