23歳ながら、すでにボディビルでミスター三重を19歳のときに獲得。仕上がりのコンディションを毎度外さず、上手く仕上げてくるのが岡玲治だ。どんな方法で減量をしているのかを語っていただいた。
取材:月刊ボディビルディング編集部 撮影:中島康介(大会写真)、岡玲治
「有酸素のときに着用するサウナスーツが必需品」
自分の体質上食べた物を良くも悪くもかなり吸収しやすいため、炭水化物の調整がかなり重要だと感じています。逆に言えば、炭水化物を上手く摂取できれば、身体に張りをしっかり残した状態で減量を進めることができるので、極力炭水化物を多く摂りながら減量を進めていくようにしています。 成功例として、2018年の三重県選手権で優勝しときは、前日に上手く筋肉に水分と炭水化物が入っている感覚があり、大会当日の朝の散歩時に汗がどんどん出てきました。また、大会当日に開会式で立っているときにも汗が出てきていたので、すごく調子が良かったのを覚えています。 自分はオフに好きな物を食べているので、減量初期は炭水化物が多いクリーンな食事に変更します。それにより2〜3kgは落ちるので、そこからが減量のスタートになります。クリーン食に変更して体重が落ち着いたら、炭水化物を段階的に減らしていきます。しかし減らしすぎるとトレーニングができなくなるので、食事で落とせる範囲まで落とした後、有酸素を始めます。その中で、気温が上がってくれば昼間は外で日焼けを始めるので、さらに代謝を上げて減量を加速させるイメージです。
自分にとって減量時の有酸素のときに着用するサウナスーツが必需品です。夏に着て有酸素を行うと大量の汗をかくので、減量がかなり進みます。現在、サプリメントは、プロテイン、 BCAA、グルタミン、クエン酸ぐらいなので、サプリメントのこだわりは特にありません。 トレーニング内容はオフ時と特に何も変わりません。逆に同じことを減量期でも続けることがとても大切だと思っています。その中で反応が悪くなってきた種目や続けるとケガをしそうな種目があれば、その都度可動域やセット数などを変化させる程度です。
自分は食べることが大好きなので、減量が進むにつれて食のストレスが強いのはしょうがないと思っています。対処法として挙げるとすれば、0カロリーの炭酸飲料やゼリーなどを活用するなどです。今は実家暮らしなので、減量食は母親に協力してもらっています。減量食は自分以外の家族が食べる食事とは全く違いますし、それをわざわざ別で準備してもらったりしているのには感謝しかありません。 また、減量中は特に味の濃い物が食べたくなります。揚げ物や中華料理、菓子パンなどです。このような物は多く食べると次の日確実にコンディションが悪くなるので、次の日のことを想像すれば必然的に我慢できます。
おか・れいじ
1999年5月23日生まれ、三重県四日市市出身、身長159cm。バイクツーリング、サイクリングを趣味とする。減量中にウエイトトレーニング以外に絶対行うこと:ポージング練習、有酸素運動
提供元・FITNESS LOVE
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