オミクロン株のうち「BA.1」「BA.2」が主流であった第6波から、「BA.5」の感染拡大による第7波では引き続き重症化や死亡率の増加はみられていません。
政府や都道府県の行政からの行動制限はしない方針ではあるものの徐々に医療体制はひっ迫しつつあり、また世界的にはサル痘による新たな感染症拡大の驚異も迫りつつあり気が抜けない日々が続いています。
今のところ私達一般市民には日常生活には大きい影響も少なく各種イベントも制限を設けつつ決行されているようです。
6月には3年ぶりに北海道大学の学園祭「北大祭」も開催され、かつての賑わいを取り戻しつつあります。以前に北大周辺のラーメン屋さんを紹介しましたが、今回は北大周辺のガッツリ系ラーメンの代表格「二郎系ラーメン」と「家系ラーメン」を紹介!
昨今の健康ブームなんてどこ吹く風、食べ盛りの大学生御用達のガッツリラーメンばかりです。
目次
二郎系ラーメンとは
・二郎系ラーメン① ラーメン二郎 札幌店
・二郎系ラーメン② 山次郎
・二郎系ラーメン③ 夢を語れ 札幌
横浜家系ラーメンとは
・家系ラーメン① 横浜家系らーめん 三元 北大前店
・家系ラーメン② 家家家
二郎系ラーメンとは
ラーメン二郎は慶應義塾大学横の三田本店を総本山とするのれん分けしていったお店を指します。豚骨ベースの醤油スープ、極太の麺、厚切りチャーシュー、ニンニク・アブラ・ヤサイ(素茹でしたもやしとキャベツ)がトッピングされ、提供直前の「ニンニク入れますか?」の問いかけでニンニク・アブラ・ヤサイ・カラメ(しょっぱさ)のマシ(増量)コールができることが特徴。
クセになるガツンとしたボリュームと味、食べ応えなどから中毒的な魅力がありその虜になった人々を「ジロリアン」と称する。
直系ののれん分けではなくとも、ラーメン二郎に感化、インスパイアを受けそのイズムを引き継ぐように作られたラーメン店を「二郎系ラーメン」「二郎インスパイア」などと括ることがあります。
二郎系ラーメン① ラーメン二郎 札幌店
北海道で唯一の「ラーメン二郎」の直系。2013年にオープンしたラーメン二郎札幌店は、札幌駅からJR高架下沿いに5分程度桑園方向に進むとあります。JR高架下のすぐ北、黄色い看板が目印。住所としては札幌市北区北6条西8丁目8-11。
客層としては学生やサラリーマンの他、カップルや女性同士のお客さんもちらほら。
自転車や自家用車を違法駐車したり向かいの大原学園の敷地に停めること、行列への割り込みや合流は厳禁(入店できなかったり並び直しになる可能性があります)。
JR高架下に無料駐輪場や近隣にコインパーキングがあるため、自転車や自家用車で来店する際は利用しましょう。
店内にはセルフサービスの水のみありますが、店外備え付けの自販機で買った飲み物は持ち込み可能。食券は「普通」「小(通常ラーメンの2.5倍量、チャーシュー2枚)」「小豚(チャーシュー4枚)」「大(通常ラーメンの4倍量、チャーシュー2枚)」「大豚(チャーシュー4枚)」がメインです。
初めての方は「小」、女性の場合「普通」を注文するのがお勧め。
また、札幌店をはじめとした一部店舗では「つけ麺」のメニューもあります。
材料費高騰に伴い、最近は全体に値上がり&大メニューを中止しているようです。
その他、トッピングメニューが充実しており「卵」「ねぎ生姜」「タマチ(玉ねぎキムチ)」「紅葉おろし」「カレースパイス」などがあります。
ラーメン二郎ではヤサイ、ニンニク、アブラ、カラメ(味濃いめ)の増量が無料です。
それぞれを「マシ」「マシマシ」の単位で増量が可能。
「そのまま」と注文するとニンニクなし、標準量のヤサイ・アブラのラーメンが出てきます。
着丼後は勢いよく食べてしまうのが吉。大量の麺や極厚のチャーシューは初心者の場合顎が疲れしまうほど。
完食すると達成感すらあり、「もう食べるものか!」と初回に思っても、しばらくするとまた食べたくなってしまう不思議な魅力があります。
二郎系ラーメン② 山次郎
北海道大学前の通り、大学病院の南側にイチョウ並木が目印の北12条門から東に1ブロック進みます。住所としては北区北13条西4丁目3-1 グローバルビル1階。
3階建てのビルの1階の奥側にあり、営業しているのか不安になるような店構えをしています。駐車場なし。
入店してすぐのところに券売機があり、ラーメンの券を買って席へ。混み具合により店員さんから席を誘導されることもあります。席はカウンターと奥の方にテーブル席も少し。セルフサービスの水と荷物置き場は席の後方にあります。客層は北大生を中心とした学生・サラリーマンがほとんど。
ラーメン二郎好きのいわゆる「ジロリアン」は日によって・時間帯によって変わるラーメンの味の変化(=ブレ)を楽しみますが、山次郎では店内にブレを簡易グラフ(重い軽い、薄いあつい)にしたホワイトボードがあり参考にすることができます。
店内にも「当店ムラあり!」という潔いポスター。
コールでヤサイを増すと、水っぽくなって味が薄まってしまうこともあります。
山次郎に特徴的なコールオプションとして、「炙り」があります。
ブタのアブラが焦げる匂いは少し癖があり、香ばしいさが好きな方は頼んでみると良いでしょう。
二郎系ラーメン③ 夢を語れ 札幌
北大から徒歩圏内ですが少し離れた環状通沿い、住所としては札幌市東区北15条東2-1-40
2019年11月にオープン、ちょうど3年の今年11月27日で閉店が予定されているそうです。
客層は学生が中心で行列を作っていることが多いです。
店内はカウンター席のみで車で来店の場合は店横の駐車場(3台分)や周囲のコインパーキングを利用します。
店前の券売機で券を買い、店員さんの案内に従って入店。
店員さんは全体に若く、フレンドリー。コロナ禍に入ってからは語るのが制限されていることもありますが、店名通り夢を語ると店員さん一同で快くポジティブに応援してくれる変わったサービス(?)も。
着丼時には「いってらっしゃい!」と威勢のいい掛け声、完食時には「グッジョブ!」と明るい声掛けが特徴。独自のルールなど厳しいイメージのつきまとう二郎系のラーメン店において珍しいかもしれないです。
ラーメンそのものについては、スープはこってりしすぎていない甘みも感じるスープで麺とよくマッチします。二郎系のガツンとしたインパクトが不得意な人でもここなら食べられるという人もいるようです。
原材料高騰の昨今においてもマシマシ注文をした際にはがっつり大量のヤサイ盛りを提供してくれます。
学生向けサービスなども充実しており、SNSによるクーポン配布、スタンプカードなど時代の潮流にもマッチしているように見えます。
横浜家系ラーメンとは
横浜発祥の豚骨醤油ベースの太いストレート麺を特徴とするラーメン群。多くのお店は「〇〇家」などの店名とされることが多く家系と呼ばれます。トッピングはチャーシュー、ほうれん草、海苔などで構成されることが多く、ライスを合わせて食べる客が多く、店側もライス無料としている店舗も多いのがまた特徴。
ラーメンやトッピングあるいは独自のテーブルでの調味料などライスと合わせた食べ方を推奨・案内している店舗も多い。
家系ラーメン① 横浜家系らーめん 三元 北大前店
山次郎と同様の立地で北海道大学前の通り、大学病院の南側にイチョウ並木が目印の北12条門から東に1ブロック進みます。住所としては北区北13条西4丁目1-1 ステージ13 1階。
店舗裏には数台の駐車場スペースがあり、利用することも可能。
数店舗チェーン展開されており、すすきの店や琴似店もあります。
スープは豚骨のほか、鶏ガラを使用し油にも鶏油が使用されコッテリしつつすっきりとした上品な印象も兼ね備えています。麺は加水率低めのコシと弾力が特徴、太麺と中太麺が選べます。ただしいわゆる二郎系や家系に慣れた人にとっては太麺といえど、特に太い印象は持ちません。
ご飯の注文は自由で、大盛りも指定可能、おかわりも自由です。
スープに浸した海苔でご飯を巻いて食べたり、適宜テーブルの調味料などを用います。
ご飯と合わせることを前提としたラーメンで、単品で食べるにはそれなりにしょっぱいかもしれません。
家系ラーメン② 家家家
「ヤーヤーヤー」と読みます。住所としては札幌市北15条西4−1−1シングルステージ北大前ビル1階。駐車場はなく周囲のパーキングを利用します(対象のパーキングの場合、入店後申告すると30分無料券をくれる)。
入ってすぐのところに券売機があり券を買って入店、店内はカウンター席とテーブル席とからなります。客層も大学生を中心とした若者で賑わっています。
スープは定番の醤油豚骨ですが、他店と比べるとコッテリ感は少ないもののしょっぱさはしっかりあります。ライスは無料なので合わせて食べたいところ。
テーブルには備え付けの無料の調味料のほか、漬物もあり組み合わせは自由。