目次
【TANAX(タナックス) / カービングシェルケース MFK-271 : impression】
・安定感に快適性、デザインまでスマートに
・必要充分な容量と気の利いた装備でさらに気軽に
・動画でも取り付け方法などを解説!
・ツーリングにサイドバッグという選択肢
【brand pickup】
本格的なバイクシーズンに突入したことで、街中でもツーリングにいくライダーが多く目につくようになったこの頃。まだ見ぬ景色や今が旬のご当地料理、少し足を伸ばしてあえて夏に温泉に入るのも私は好きだ。しかし、ヤマハSR400に加えて私の愛車であるKTM RC8Rでツーリングに行こうと思うと、まるで荷物は積めない上に無理矢理シートバッグや荷物を載せようものなら、かなり高い位置に重心が動いてしまって、せっかくのワインディングも楽しむことは難しいだろう。しかし、それでもスポーツバイクでツーリングに行きたいという私のような悩みを抱えているライダーにおすすめしたいのが、今回紹介するタナックスのカービンシェルケースを含むサイドバッグシリーズなのである。
【TANAX(タナックス) / カービングシェルケース MFK-271 : impression】
安定感に快適性、デザインまでスマートに
今回紹介するカービングシェルケースはシートの上に載せるシートバッグとは異なり、左右のバッグをシートにかけるサイドバッグタイプなので、装着時にシートとバッグが同じ高さになることによって、重たい荷物を乗せた時にも重心が下がることで走行時はもちろんのこと、押し引き時の安定感が全然違ってくるのだ。また、後ろ上がりなシルエットのスポーツバイクにシートバッグを乗せてしまうとバイクに跨るだけで一苦労なんてこともよくある話だが、装着時に高さを抑えることができるサイドバッグならそんな悩みからも解放され、ツーリング先での乗り降りが億劫にならない分、必然的に寄り道の回数も増えてきそう。
さらに、カービングシェルケースはハードタイプのフロントシェルがスタイリッシュでスポーツバイクの雰囲気を壊さないデザインも魅力のひとつとなっており、実際にかなりトガったデザインのRC8Rにも違和感なく装着することができ、安定感に快適性、デザインまでスマートにこなせるバッグとなっている。
必要充分な容量と気の利いた装備でさらに気軽に
実際に使用してみると、実は収納力に関してもシートバッグとさほど変わらず、シートバッグにギリギリ入るような一個口の大きな荷物でもない限り、片側16Lの左右32Lという容量は必要充分な数字なのである。また、サイドバッグをつけることによってシート幅が広がり、カービングシェルケース上部に片側3箇所ずつ設けられたDリングを使うことによって、ツーリングネットやシートバッグを安定して積載することができるようになっている。
現在ではコンパクトなシートカウルが主流となっているからこそ、あくまでも高さは抑えつつ横方向に荷物を積めるメリットはかなり大きく、ここにプラスして長さのある荷物などもその上に積めるというのだから、これなら2〜3泊程度のツーリングからキャンプツーリングまで、ツーリングの幅もかなり広がってくること間違いナシ。
カービングシェルケースは取り付け方法も簡単で、シートの上に乗せてからバイクとバッグを固定するシートバッグと同様に、サイドバッグは左右のバッグをシートにかけてからバイクとバッグを固定していく。バッグの取り付けにはイージーベーススリムを採用しているため、リアシートが小さいタイプの車両にもがっちり取り付けることが可能。そして、バッグ後方で左右をつなぐコネクションベルトがあることによってシートから後ろ方向に引っ張らなくても取り付けでき、ナンバーまわりでベルトの固定ができない車両にもしっかり装着することができた。これにはバッグの背面がシートカウルにぴったりフィットするマルチフィット3D構造を採用しており、左右からテールカウルを包み込むように取り付けできるのもポイントとなっている。
さらに、急な雨から荷物を守る防滴インナーポーチや持ち運びに便利なハンドグリップを装備していたり、灯火類が隠れにくいセーフティカットや夜間の安全性をグッと上げる後方リフレクターなどの安全装備まで、気の利いた装備の数々でツーリングがもっと気軽なものになりそうだ。
動画でも取り付け方法などを解説!
ツーリングにサイドバッグという選択肢
登場から絶えず進化を続けるのはバイクだけではない。バイクと同様に進化を続けるツーリングアイテムは年を重ねるごとに熟成されていき、その時代ごとにフィットした製品はどんどん刷新されていく。ツーリングバッグやサイドバッグについても例外ではなく、今ではサイドバッグをこんなにもスマートにスポーツバイクに取り付けることができるのかと、恥ずかしながらとても感心してしまったのも事実。無意識のうちに「ツーリングといえば」という先入観からバッグ選びは王道のシートバッグ一択になっていないだろうか?移りゆくスピードが加速していく昨今、変わっていくアイテムやバイク、ライフスタイルに合わせてもっと柔軟にバッグ選びを楽しむことができたら、きっとバイクライフもより一層充実するはずだ。
今回紹介したタナックス カービングシェルケース MFK-271同様、今イチオシのサイドバッグをセレクトしたので、こちらも是非チェックして欲しい。
【ツアーシェルケース2 MFK-248】
スタイリッシュでバイクを選ばないシンプルなデザインのサイドバッグとなっており、コンパクトながらも40L(片側20L)という余裕な容量で、荷作りも楽しくなりそうだ。前後分離タイプのフラップやイージーベースを使用することで取り付けも手軽な上、マルチフィット3D構造や着脱式防滴インナーポーチなど、欲しい機能は卒なく抑えている。
【サイドバッグGT2 MFK-281】
ネイキッドからフルカウルモデルまで似合いそうなスポーティーなデザインとなっており、こちらも取り付けが非常に簡単なイージーベーススリムを採用。バッグ背面を立体裁断とすることによって、装着時にはシートカウルにぴったりフィット。30L(片側15L)の容量や専用のレインカバーが付属してくるなど、スタンダードモデルながらも充実装備の光るアイテムだ。
提供元・Moto Megane
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