こんにちは!たびこふれ編集部のシンジーノです。
あなたは猿島を知っていますか?
猿島(さるしま)は神奈川県横須賀市の三笠公園(みかさこうえん)から約1.7km沖にある無人島です。東西約200m、南北約450mの小さな島ですが、縄文、弥生時代の遺跡があったり、幕末、明治、昭和にわたり砲台が築かれたこともある歴史が一杯詰まった緑豊かな島です(猿島公園専門ガイド協会パンフレットより)。
10月のある晴れた日、ツアーに参加して猿島に上陸してきました。想像よりも遥かに面白い島でしたので、魅力をお伝えしたいと思います。
目次
猿島へのアクセス
出発は横須賀にある三笠公園奥の三笠桟橋からフェリーに乗ります。

戦艦三笠が展示されている三笠公園です。

こちらが猿島に渡るフェリーです。

この三笠桟橋からフェリーに乗ります。

乗船券売り場は三笠桟橋のすぐ後ろにあります。
この日は13:30出航のフェリーに乗りました。

フェリーは2階建てですが、お天気が良かったこともあり、デッキに上がる人が多かったですね。
気持ちいい~

そして乗ること・・・10分、あれ?10分???
そうなんです。猿島には10分であっという間に着いてしまいます。早っ!

船は10分で到着。ブリッジを渡って猿島に初上陸

砂浜があって、いったんここでツアー参加者は集合します。この砂浜、夏には海水浴やBBQで賑わうそうです。向こうに横須賀市街がはっきり見えるほど近い近い島なんですね。
猿島は未だ謎の残る不思議な無人島

左に見える海軍港碑を見てください。下の方に右江(へ)百八十七って書いてありますよね。(見えるかな)この意味、今もわからないそうです。これに限らず猿島には未だ多くの、解明されていない謎があるそうです。う~ん、ミステリー~

緑の中を散策開始!島内の散策路は整備されていて歩きやすいです。鳥のさえずりが聞こえてきていい雰囲気でしたよ~。

切通しを登っていきます。
猿島の代表的な風景はここ

このシーン、よくガイドブックなどで見かける猿島の代表的な風景です。

独特の世界ですね。
今回ガイドさん付きのツアーに参加しましたが、もちろん、個人でも島には来れます。でもガイドさん付きが絶対良いと思います。なぜなら歴史の背景、解説などガイドさんから聞けて面白いからです。単に歩いて通りすぎるだけでは魅力や意味も十分伝わらないでしょう。
普段は鍵がかかっている旧日本軍の兵舎や弾薬庫にもガイド付きツアーであれば中に入れてもらえます。(ガイドさんが鍵を持っています)
昔のトイレ

こちらを見てください。戦争中、使われていたトイレです。
猿島に「愛のトンネル」

総レンガ造りのトンネルで、道路用としては日本最古のトンネルだそうです。

トンネル内はかなり暗いです。カップルは自然に相手と手をつないで歩きたくなり、いつしか「愛のトンネル」と言われるようになったそうです。へえ~(ありがたいトンネルです(笑))

この場所があの有名アニメ映画のシーンに似ているということでここを観に来る人たちが多いそうです。
しかし今では木や草が伐採されて、そのイメージが少し薄れてしまったようです(よけいなことを。。。笑)
あの日蓮上人もこの島に?猿島の名前の由来がこれ

島の一番奥には、日蓮洞窟があります。これはその洞窟に降りていく階段です。
ちょっと急坂なので気をつけてゆっくりゆっくりと。。。

この洞窟には弥生時代の土器や骨が発見されており、猿島近海に漁に来ていた人たちが滞在したと考えられているそうです。
日蓮上人が安房の国から鎌倉に布教に行く途中、突然の嵐に遭い、この洞窟に避難したと言われています。その時、嵐にあって困っている日蓮上人の前に白猿が現れてこの島へ導いてくれたことから猿島と呼ばれるようになった、という伝説があるそうです。なるほど~

森林浴も楽しめます。風が心地よいです。
ショッカーの秘密基地はここ猿島にあった
猿島は仮面ライダー1号の時代のショッカーの秘密基地としてロケで撮影されたそうです。
おじさん世代にはたまらないお話ですね。ロケ地が無人島ってとこがまたいいですね~。
猿島でイチオシの風景

見晴らしのよい展望台へ出てきました。CMのワンシーンみたいでしょ?

どうですか~

最高にいい天気!思わず深呼吸してしまいました。。。

約1時間歩いて、最初の砂浜に戻ってきました。適度な運動量でした。

絵になりますね~

復路は15:45発のフェリーで帰ります。10分であっという間に横須賀市街に到着です。

さようなら、猿島。素敵な一日をありがとう!
こんなに近くにある無人島、まだ訪れていない方!行かない手はないですヨ
※注意※
猿島には泊まることができませんので必ず最終のフェリーに間に合うように戻らなくてはなりません。もし万が一最終のフェリーに乗り遅れたら別途迎えの船を頼まなくてはなりません(有料)ので要注意です。
文・写真・シンジーノ/提供元・たびこふれ
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