2、腹ごしらえをする
魚のお食事タイムが終わったら、料理店=アングラーのまかないタイムだ。食べ物を持参しているのならそれを食べてもいいし、チェーン店のうどん店や食堂が近くにある恵まれた釣り場なら、そこを利用してもいいと思う(ただし、道具はいったんクルマに仕舞うことになる)。
また、次の3とも関係するが、次々にポイントをかえながらのランガン釣行の場合は、食事を取りながら次のポイントを考えたり、食事時間込みでの移動時間にしたりすることもできる。
3、ポイントを移動する
例えば潮止まりで魚の活性が遠のいたような場合、他のポイントでも同じような状況であることが多い。こうした場合を考え、2か所以上のポイントを探りたいのであれば、釣行前にあらかじめ候補になるポイントを考えておくと、スムーズに移動できる。
特に低水温期の場合(キス狙いで冬場~早春)、潮のよく動く午後の時間帯に、遠近2~3投して超スローでさびいても、まったく魚の気配が感じられないこともある。これは、料理店でいうと、お客様のこない場所で店を出しているのと同じだ。そのまま粘っていると、オデコ(釣果ゼロ)の可能性も限りなく高まってしまう。
この場合は、速やかに移動する。より水深がある、風裏になるなど、それまで釣っていた ポイントと明確に条件の異なるポイントに移動する。事前に他のアングラーや釣具店などで、釣況の情報が入手できれば参考になると思う。クルマでも少し移動に時間がかかる場合もあり、安全のためにも移動するかどうかの決断は早くすること。それにより釣果アップ(というよりオデコ回避)の可能性がそれだけ高まるし、うまくすればツ抜けに近い釣果も望める。
何かをかえることが必要
投げ釣りの釣行時の気分転換方法(というより魚が食いやんだときの対処法)を料理店とお客様の関係になぞらえながら解説してみた。自身の経験や他のキャスターから学んだことをいろいろと思い出しながら文章をつづったが、とりとめのない内容になってしまった。
ただ、釣りをしていて魚の食いが低下したり、ぴたりと食いやんだ時、少しでも釣果をプラスしようと考えるならば、それまでの釣り方を一度見つめ直し、何か変化をつけることが必要である。これは、間違いなく真実である。
釣り場の状況にもよるが、ここに述べた以外に、投げる方向を少しかえる。根掛かり覚悟でシモリの周辺を探る。あるいはさらに遠投して今より15~20m先のポイントを探る。逆に超近投で波口を集中的に探るなど、様々な方法がある。
今は、情報がキーポイントになる場合もある。そんな、様々な経験の引き出しが積み重なり、いろいろな状況での対処法が少しずつ釣果に結びついてきたとき、それが最善の気分転換法になるのではないだろうか。
![投げ釣りにおける【魚が釣れない時間帯の活用術3選】 何か変えるが重要](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/wpIMG_0009.jpg)
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<牧野博/TSURINEWSライター>
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