牛丼チェーンの老舗・吉野家。日本全国に店舗があるので、誰もが一度くらいは食べたことがあるだろう。だが、メニューに載っていない特殊な「裏メニュー」をオーダーしたという人は少ないのでは? ここでは“通”だけが知っている特殊な注文方法を紹介しよう。

こんなにあった裏メニュー!

オトナライフ
(Image:Shutterstock.com)(画像=オトナライフより引用)

 吉野家の裏メニューといえば、汁を多めに盛る「つゆだく」やネギを多めにする「ネギだく」などは比較的有名だろう。店員さんにつゆやネギの量を調節してもらって、自分好みの牛丼に仕上げてもらう注文方法だ。たとえば「つゆ」では以下のような注文方法がある。上から順に多→少へとつゆの量を調整して、つゆがないない状態にすることまで可能。

【つゆ関連の裏メニュー】
▼つゆだくだく
▼つゆだく
▼つゆちょいだく
▼つゆちょい抜き
▼つゆぬき
▼完全つゆ抜き

 次に「ネギ」の裏メニューを確認してみよう。こちらも上からネギの量を減らす注文方法で、なんと肉をなくした「ネギだけ」も可能。さらに、ネギの柔らかさは「カタネギ」「ヤワネギ」で指定できる。

【ネギ関連の裏メニュー】
▼ネギだく
▼ネギちょいだく
▼ネギちょい抜き
▼ネギ抜き
▼ネギだけ
▼カタネギ
▼ヤワネギ

 ほかに「肉」も量や部位も指定でき、「赤多め」は赤身部分を多め、「トロ抜き」は脂身のない部分というオーダー。「肉のみ」でネギをなくすこともできる。ほかに「ご飯」関しても炊きたての「アツシロ」や、量を減らした「かるいの」で調整してもらうことが可能となっている。ちなみに具材を多めにオーダーするとゴハンの量を減らしてバランス調整されるので、大盛とは違う点に注意しよう。

【肉関連の裏メニュー】
▼赤多め
▼トロ抜き
▼肉のみ

もう食べられなくなってしまったメニューも……。

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(Image:StreetVJ / Shutterstock.com)(画像=オトナライフより引用)

 ここで紹介した裏メニューは手間がかかるため、必ずしも全店舗で対応してくれるとは限らない。特殊な注文が可能かどうか、ひと声かけてからにしよう。また、注文によってはかなり待たされることもあるので、店舗が空いていて自分も時間に余裕があるときにしたほうがよいだろう。
 ちなみに、かつて築地市場内にあった「吉野家1号店」は、すべての裏メニューに対応してくれる店舗としてマニアの間で有名だった。冷ましたご飯の「ツメシロ」や脂身多めの「トロだく」、肉の上にご飯を盛る「肉下」、「ネギだく」の上を行く「ネギだくだく」や、つゆをたっぷり入れる「すりきり」という、この店だけの注文方法も存在した。さらに「とろだくのつゆだく」という合わせ技まで可能だったというから驚きだ。
 なお、吉野家1号店は現在は築地市場閉鎖に伴い豊洲に移動。築地時代の裏メニューも終了してしまい、今では幻のオーダーとなっている。

提供元・オトナライフ

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