さいごに
医療業界というのは、患者の命に関わるからこそ、適切な規制が求められます。一方で、高齢社会先進国かつ皆保険制度を有する日本だからこそ、世界の医療を牽引する必要もあると思っています。
テクノロジーの未来を見据えて、特区制度等を活用しながらエビデンスを構築し、さまざまな関係者ともコミュニケーションをとりつつも患者主体な医療体験を創っていくことが、今の時代に求められていることではないでしょうか。
私たちも自社薬局で患者の皆さまと真摯に向き合う中で得られた知見を、引き続き提言していきたいと思います。
<執筆者プロフィール>
辻裕介
PharmaX株式会社
代表取締役順天堂大学医学部卒業。ヘルスケアスタートアップでインターンとして事業開発を経験。その後MD-PhDプログラムに採択され、順天堂医院にて臨床と研究に従事。2018年12月にMINX株式会社を創業。
2022年8月にPharmaX株式会社へ社名変更し、薬局DXを推進していくことで患者さんに最も満足していただけるオンライン薬局モデル確立に向けて邁進する。