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明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎は今年7月、ブラジル1部サントスに所属するブラジル人FWルーカス・ブラガ(25)への関心が伝えられていたが、今季終了後にも再び同選手の獲得に乗り出すようだ。7日、ブラジルメディア『UOL』が伝えている。
身長184cmで左サイドを主戦場とするルーカスは、これまでヴィラ・ノヴァFCやクイアバ、SCインテルナシオナウなどブラジル国内の複数クラブに在籍。サントスでは左サイドハーフの主力選手として活躍しており、昨季はリーグ戦38試合中23試合、コパ・リベルタドーレス(南米選手権)10試合中7試合で先発出場していた。
そして今季はここまでリーグ戦30試合中17試合で先発出場。シーズン開幕当初はスーパーサブとしての立ち位置だったが、6月以降は再び左サイドでコンスタントにスタメン起用されている。また同選手は昨年5月、サントスと契約延長で合意。新たに2026年までの複数年契約を結んでいた。
『UOL』は今年7月、V・ファーレン長崎がサントスに対してルーカス獲得を打診したと報道。ただサントスが移籍金として600万ドル(約8億7200万円)を要求したこともあり、クラブ間交渉に進展はなかった。
それでもV・ファーレン長崎は、今季終了後に再びサントスに対してオファーを提示する可能性があるとのこと。ただ『UOL』は「サントスのアンドレス・ルエダ会長は、市場価値以上のオファーが届いた場合にのみクラブ間交渉のテーブルに着く。ルーカスにはすでに複数のオファーが届いているが、ルエダ会長はいずれも600万ドルを要求した」と伝えるなど、現時点で獲得の可能性は低いとの見方を示している。
なおV・ファーレン長崎は現在、MFカイオ・セザール(27)やFWクリスティアーノ(35)、FWクレイソン(27)など6名の外国籍選手を抱えている。J2リーグ残り3試合の時点でJ1自動昇格の可能性が消滅しているだけに、今季終了後の外国籍選手入れ替えの可能性も考えられる。