時を超えて愛用できる、一生ものの家具に出会えるかも。
1928年の創業以来、木工家具造りを続けるマルニ木工が、伊勢丹新宿店との共同企画、ポップアップイベント「RE-INNOVATION−家具再生の新しいかたち−」を、10月12日(水)〜10月18日(火)まで開催する。
およそ半世紀にわたり家具をつくり続ける「マルニ木工」
マルニ木工がこれまで世に送り出してきた家具の数々は、半世紀前に製造した製品でも、その確かなものづくりと機能性、普遍的なデザインから中古市場で人気を集めている。
中でも、1950年代〜1970年代に製造されたプロダクトは、中古やヴィンテージ家具好きのあいだでは「オールドマルニ」の愛称で親しまれている。
今回のポップアップイベントでは、この1950年代〜1970年代に製造されたプロダクトを中心に、生地の張り替えや塗装、修理などリノベーションした家具を展開する。
普段はオンラインショップのみで取り扱っているリノベーション家具を販売するほか、ファッションブランド「nonnative/ノンネイティブ」のデザイナー・藤井隆行氏が独自の感覚でカスタマイズした限定モデルも展示、販売。さらに、家具の修理やリノベーション家具のコンシェルジュサービス「FOR GOOD COUNTER」も開設する。
藤井隆行氏監修のスペシャルエディションを発売
藤井氏が監修したプロダクトは全6モデルの10アイテム。同モデルには当時のブランドロゴを復刻したプレートがつく。
“オールドマルニ”をアップサイクルしたリノベーション家具
マルニ木工では、単に古いものを元の姿へと戻すだけでなく、アレンジやカスタマイズを加えてアップサイクルし、「リノベーション家具」としてオンライン限定で販売している。
ここでは、リノベーションで生まれ変わった、出品予定の家具の一部を紹介していこう。
「ミナ ペルホネン」の生地が美しい特徴的なデザインの椅子
1960年頃に発表した椅子は、橋や鉄塔に用いられる「トラス構造」を利用した独特なデザインが特徴。座面を「ミナ ペルホネン」の生地に張り替え、木の表情との絶妙なミックスが楽しめるように仕上げた。
重厚なデザインが高級感を演出するソファ
1967年に発表したエジンバラシリーズのソファは、英国のジャコビアン様式をモチーフにした重厚なデザインが特徴。上質で肌触りの良いベルベット生地には深みのあるブルーグレーを選び、表面の繊細な起毛と美しい光沢が高級感を演出する。