夏の暑さはどこへやら、最近はすっかり過ごしやすい日の続く今日この頃。週末のツーリングから通勤・通学まで、1日を通してバイクで走る際にも最高のシーズンになってきましたね!
そんなバイクシーズン真っ只中に、大型バイクだけでなく、小〜中排気量ラインナップの充実にも定評のあるスズキから、今回はジクサーSF250を乗らせていただきました!
初心者からベテランライダーまで、どんな人でも楽しめるような魅力がたくさん詰まった一台となっていたので、こちらの記事だけでなく、ぜひ動画もあわせてチェックしてみてくださいね!

SUZUKI / ジクサーSF250 : impression】

走り出す前から期待値の上がるスタイリング

撮影当日、実際にバイクを前にした第一印象は、コンパクトにまとまった車体は装備重量158kgという軽さも相まって取り回しやすく、流曲線が美しい端整な顔立ちのフロントマスクから流れるようなフルカウルのデザインが全体をスタイリッシュかつスポーティな印象。早速エンジンを始動してみると、なんとも『スズキらしい』乗り手の気持ちを底上げさせるような心地良い排気音が響き渡り、走り出す前から期待値を高めてくれます。

また、細部を見ていってもトップブリッジにマウントされたセパレートハンドルやサイレンサーのエンド形状、前後ともにバイブレ製(ブレンボのグループブランド)のブレーキキャリパーを装備していたりと、細部も抜かりなくの造り込まれているのは嬉しいポイント!

跨ってみると意外にも足つき性は高くないものの、車体自体が軽いのでつま先だけの接地でも不安感はかなり少なく、ハンドルに手を伸ばしてみると、ステップ位置の設定との絶妙なバランスによってスポーティながらも前傾すぎないので、これなら長距離の移動でも疲れにくそう。

まるでランニングシューズのような気軽さ

期待を胸にいざ公道へ走り出していくと、1つ目の交差点を左折した時から取り回しの際に感じた車体の軽さをよりダイレクトに感じられることに気付く。軽量化に大いに貢献している249cm3の単気筒油冷エンジンは最高出力29PSと、普段GSX-R750に乗っている私にとっては決してパワフルという数値ではないのだけれど、それでも非常に軽量な車体を前に押し出していくには必要充分な数値。スロットルを回せば回した分だけ、グングン前に進んでくれる。エンジンのパワーだけで前に進んでいくのではなく、車両重量に見合っただけのパワーで走っていくので、発進時や旋回時のパワーロスも当然少なくなり、少ない力で軽やかに走っていけるような走り心地はまるでランニングシューズのような気軽さです…!

これならちょっとそこまでのお買い物から週末のツーリングまで、どんなシーンでも気負わずに幅広く使えそう!極端な話かもしれないけれど、ジクサーSF250のこの気軽さがあればマディなエンデューロコースは無理でも、フラットダートやちょっとした林道くらいだったら難なくクリアできてしまうかも。

操縦性についても、クセのない素直なハンドリングや少し固めかな?と感じたサスペンションの設定は非常にニュートラルな感覚で扱いやすく、これからバイクに乗り始めようと考えている方や久しぶりにバイクに乗ろうと考えているリターンライダーの方には特にオススメ!

スキル向上に直結する、内容の濃い講習内容

ここまでジクサーSF250に乗って、スタイリングや操縦性、気軽なキャラクター性に触れてきたのだけれど、実は特筆したいポイントがさらにあるんです…!

それは、なんといってもすば抜けたコストパフォーマンスの高さ…!
最近では国産の小〜中排気量バイクの新車価格は年々上昇気味で、50〜70万円くらいを水準に高いものでは90万円を超える車種まで登場していますが、ジクサーSF250は481,800円(消費税抜き438,000円)という価格設定。これは同クラスのスズキ / GSX250Rと比べてみても、金額にして約10万円ほど安く、車体重量は13kgほど軽い上に最高出力も2PSほどアドバンテージがあるんです。

このコスパ感って数値で見るとかなりすごい事だと思いませんか…!?
色々な楽しみ方ができるジクサーSF250は、250ccクラスのバイクをお探しの方はもちろん、既にバイクをお持ちの方ついても通勤用やセカンドバイク、日常的に使うコミューターとしても活躍してくれる事間違いナシです!気になった方はぜひお近くのスズキ二輪販売店や下の公式HPからチェックしてみてくださいね!

スズキ二輪公式