目次
上野公園の紅葉スポット【寺社仏閣・史跡】
上野公園の紅葉スポット【不忍池】

上野公園の紅葉スポット【寺社仏閣・史跡】

上野公園には上野東照宮や旧寛永寺の建築物、史跡など、見どころが多くあります。江戸時代に造られた建築物を巡りながら、紅葉を楽しむのもおすすめです。

上野公園・西郷隆盛像

西郷隆盛像は上野公園のシンボルで、上野公園の西側の入口付近に立っています。高さ3.7mある大きな像で、愛犬のツンを連れた姿が印象的です。銅像のそばに大きなイチョウの木があり、秋になるときれいな黄色に染まり、銅像と紅葉のコラボが楽しめます。

上野公園・西郷隆盛像の見どころ

西郷隆盛は鹿児島出身の武士で、幕末から明治維新にかけて日本の発展に大きく寄与した人物です。上野公園の隆盛像は明治31年12月に除幕式が行われました。近くで見ると頭が少し大きいのですが、見上げた時にバランスが取れるようにしたものです。

西郷隆盛の写真は一枚も残っておらず、像は肖像画やいとこの顔をモデルにして作られました。浴衣姿で愛犬を連れた姿は、西郷隆盛の庶民的な人物像を表現したとされ、「上野の西郷さん」と呼ばれ親しまれています。

上野公園・上野東照宮

黄色い絶景に秋を感じる、上野公園の紅葉スポットをご紹介!見頃や見どころも解説!
(画像=Photo by wongwt、『暮らし〜の』より引用)

上野東照宮は上野公園の西端に鎮座し、徳川家康を祀っています。イチョウやモミジに囲まれており、秋には紅葉が楽しめるおすすめスポットです。境内には諸大名から奉納された200基を超す石灯篭や銅灯籠が並び、紅葉をバックに幽玄な雰囲気が楽しめます。

豪華絢爛な社殿や唐門、透塀などが並び、色鮮やかな紅葉とのコントラストも美しいと評判です。東照宮ぼたん苑の紅葉も美しいのですが、残念ながらぼたん苑は、紅葉の時期は一般公開されていません。

上野公園・上野東照宮の見どころ

黄色い絶景に秋を感じる、上野公園の紅葉スポットをご紹介!見頃や見どころも解説!
(画像=Photo by wongwt、『暮らし〜の』より引用)

上野東照宮の黄金色の唐門は1651年に造られたもので、国の重要文化財に指定されています。唐門には、日光東照宮の眠り猫を掘った左甚五郎による昇り龍・降り龍の彫刻があるので、チェックしてみましょう。夜になると、龍が不忍池の水を飲みに行くという言い伝えがあります。

社殿は、内部は非公開となっていますが、江戸時代に造られた煌びやかな建物で、権現造りの重厚な建物です。 社殿の四方を囲む透塀には、動物の彫刻が色鮮やかに彫られています。

上野公園・上野東照宮は強力なパワースポット

上野公園の上野東照宮は、勝運のパワースポットとして有名です。関東大震災でも倒れなかった大鳥居、唐門の昇り龍、大空襲でも焼失しなかった社殿など、境内には多くのパワースポットがあります。毎月17日は家康公の月命日で、この日にだけ授与される「昇龍守」は、勝利や出世のご利益がある強力なお守り。会社員や受験生におすすめです

基本情報

上野東照宮

  • 住所
    〒110-0007
    東京都台東区上野公園9-88
  • アクセス
    JR・東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅より徒歩10分ほど

上野公園・旧寛永寺五重塔

旧寛永寺五重塔は、上野公園の上野東照宮のすぐ隣にある紅葉スポットです。周辺にはモミジが植えられており、秋には五重塔と紅葉とのコラボが楽しめます。現在は周囲に柵があり近づけませんが、風情のある建物です。

五重塔はもともとは上野東照宮の一部として建てられたもので、明治の神仏分離令によって取り壊しになるところを、寛永寺の所属として保存されることになりました。現在の塔は1639年に再建されたものです。

基本情報

旧東叡山寛永寺五重塔

  • 住所
    〒110-0007
    東京都台東区上野公園9-88
  • アクセス
    JR上野駅から徒歩10分

上野公園・寛永寺清水観音堂

寛永寺清水観音堂は上野公園の西郷隆盛像の近くに佇む小さなお堂で、周辺はモミジに囲まれており、秋には紅葉が楽しめます。清水観音堂は、寛永寺を開いた天海大僧正が作ったもので、京都の清水寺を模した美しい建物です。上野公園の不忍池は、琵琶湖に見立てられています。

月の松

上野公園の寛永寺清水観音堂には、「月の松」と呼ばれる絶景スポットがあります。丸く弧を描いた松の木で、松の木から覗くと不忍池に浮かぶ弁天堂と、紅葉の時期には大イチョウの木が見える人気スポット。

「月の松」は歌川広重が『名所江戸百景』にも描いた有名な場所で、撮影スポットとしてもおすすめです。「月の松」は、琵琶湖に浮かぶ月をイメージしたとされ、紅葉の季節は風情あふれる景観が楽しめます。

基本情報

寛永寺清水観音堂

  • 住所
    〒110-0007
    東京都台東区上野公園1-29
  • アクセス
    上野駅から徒歩5分

上野公園・上野大仏周辺

黄色い絶景に秋を感じる、上野公園の紅葉スポットをご紹介!見頃や見どころも解説!
(画像=Photo by doronko、『暮らし〜の』より引用)

上野大仏は、上野公園のほぼ中央に静かに佇む、頭部だけの仏像です。上野大仏の入口付近にイロハモミジの木があり、見頃の時期には紅葉が楽しめます。場所が分かりにくいので、上野精養軒を目印にするといいでしょう。階段を上ったところに鎮座しています。

上野公園・上野大仏の見どころ

上野大仏は1631年に建立された釈迦如来坐像で、かつては像高約6メートルあったと言われています。地震で何度も倒壊し、そのたびに再建されましたが、大正時代の関東大震災で被災し、頭部が落ちてしまいました。

胴部より下は寛永寺が保管していたのですが、戦争中に軍への金属供出によって失われ、現在は頭部のみに。上野大仏は、「これ以上落ちない」と受験生に人気のスポットで、合格祈願お守りや絵馬などがあります。

基本情報

上野大仏

  • 住所
    〒110-0007
    東京都台東区上野公園4-8
  • アクセス
    JR上野駅から徒歩4分

上野公園の紅葉スポット【不忍池】

上野公園に広がる広大な不忍池。自然豊かな池で、野鳥や水辺の生き物などが観察できるおすすめスポットです。周辺にはイチョウ並木が続く遊歩道があるので、紅葉を楽しみながら散策をするといいでしょう。

上野公園・不忍池でボート遊び

不忍池(しのばずのいけ)は上野公園の南西部に広がる大きな天然の池で、周囲は約2キロ。北側は上野動物園西園に接しており、蓮の花が楽しめる蓮池、カワウが生息する鵜の池、ボート遊びができるボート池の3つに分かれてます。

不忍池の周辺には桜の木やモミジなどが植えられており、春は桜、秋は紅葉を眺めながら散策やボート遊びが楽しめるおすすめスポットです。デートスポットとしても人気があり、サイクルボートやスワンボートなどが楽しめます。

上野公園・不忍池辯天堂

不忍池辯天堂(弁天堂)は、不忍池に浮かぶ中島にある小さなお堂です。寛永寺を開いた天海僧正が創建したもので、八本の腕で煩悩を打ち壊す「八臂辯才天」を祀っています。当時の建物は焼失してしまい、再建された八角形のお堂が印象的です。

本尊は谷中七福神の一つである弁財天で、金運のパワースポットとして有名。ご利益にあやかろうと、多くの人が訪れる上野公園の人気スポットです。夜になるとライトアップされ、幻想的な景観が楽しめます。

基本情報

不忍池辯天堂

  • 住所
    〒110-0007
    東京都台東区上野公園2-1
  • アクセス
    JR上野駅から徒歩5分