佐倉ふるさと広場
最後はこちら、ここはオランダ?と錯覚してしまう景色が広がるのは「佐倉ふるさと広場」です。
毎年、4月にはチューリップ、7月にはひまわり、10月にはコスモスがこの広場に広がります。※7月のひまわりは毎年8月第一土曜日に開催される佐倉花火フェスタ(旧佐倉市民花火大会)の観覧会場の設営作業のため、7月下旬より鑑賞できなくなります。2019年は7月22日(月)以降、鑑賞できません。


しかし、なぜここに風車があるのでしょう??
【以下佐倉市ホームページより抜粋】
「佐倉とオランダとの関係は、江戸時代にさかのぼります。当時、佐倉藩主であった堀田正睦公※は、藩学に蘭学(オランダを通して伝わった西洋の学問)を積極的に取り入れ、全国でも蘭学が盛んな藩となりました。また、"西の長崎、東の佐倉"といわれたほど、佐倉藩の蘭医学は全国に知られ、私塾「佐倉順天堂」(後の順天堂大学)では全国各地の医学を志す者が学んでいました。そして現在、この歴史的な交流から佐倉日蘭協会が設立され、文化交流が続いています。本格オランダ風車のある『佐倉ふるさと広場』は、この流れをうけ、ふるさと印旛沼の自然と触れ合う交流の場、さらには国際親善の場となるよう設けられました。そして、この広場では日蘭修好380周年を記念して、平成元年より毎年4月にチューリップフェスタが開催され、人々が集う交流の場となっています。」
※堀田正睦(まさよし)公は、「旧堀田邸」でご紹介した堀田正倫のお父さんです。
撮影日のひまわりは日照不足で満開ではありませんでしたが、それでもきれいでした!

佐倉ふるさと広場
- 住所:千葉県佐倉市臼井田2714
- 電話番号:043-486-6000
最後に
雨の降る薄暗い日でしたが、出会う景色すべてに「すごいなぁ...!」と呟いていました。
東京から約1時間、成田空港から約30分の所にある佐倉市。今回ご紹介した所以外にも、街中には古くて趣のある建物や美術館、博物館があります。
道路も城下町らしく変則十字路やクランク状道路が多く、移動中でも歴史を感じることができます。
"洒落た"新しいお店も増えているそうで、一度だけではまだまだ味わいつくせません。
今度は天気が良い日にまた行きたいと思います。
番外編・佐倉の味
佐倉金子牧場の生乳ソフトと佐倉小川園の抹茶ソフトのミックス(ミニサイズ)。どちらも優しい味でほっこりしました。

房州屋のとろろそば。佐倉産のとろろ。粘りが強くて味が濃い!

今回ご案内してくださった方々
(左)佐倉市産業振興部 産業振興課 滝沢 雅彦様
(右)佐倉市教育委員会 文化課 須賀 隆章様
とっても優しく気さくで佐倉市への愛と知識がとても深いお二人です。

コメント
「千葉県では現在唯一の日本遺産にも認定されている、歴史と花のまち「佐倉」にぜひお越しください!」
文・写真・おーひ/提供元・たびこふれ
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