3.将来展望

今後、メタバース事業に参入する企業が増え、仮想空間を利用したオンラインイベント(展示会やセミナー等)やシミュレーション、教育・トレーニング、インターネット通販での接客やショッピング体験など、様々な産業分野において活用が拡大し、さらにハードウェアと技術の進展により消費者向け市場にも広く普及するとみられることから、2026年度には市場規模が1兆円を超えるものと予測する。

メタバースの普及には、バーチャル(仮想)とリアル(現実)をシームレスに連携する技術やサービスも重要になってくるものと考える。

XR(VR/AR/MR)機器を用いて入る世界を本質的なメタバースとみる事業者もいるが、現状のハードウェアと技術では制約が多い。今後、このような技術の進展がどう進むかによって、メタバース市場の成長速度も変わる可能性があり、ハードウェアと技術の進展はメタバース市場成長の重要な要因になる。

参入事業者は、まずはPCやスマートフォンを中心にサービス提供を行うものとみており、ユーザー(消費者)が日常的に利用可能なサービスから普及するとみているが、将来的にはXR機器の技術的進化、バリエーションの増加、普及台数の拡大とともに、消費者向けが大きく成長し、メタバース国内市場全体も拡大するものと考える。

提供元・RTB SQUARE

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