サーフでは地形を把握、意識し、どこにどんなルアーを投げれば釣れる確率を上げられるのかを考えることが、脱初心者への第一歩となる。今回は代表的なサーフの地形を紹介するので、是非皆さんのフィールドでも試してみてもらいたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森貴生)

サーフ(砂浜)の代表的3地形別【フィッシュイーターの居場所と釣り方】

サーフの代表的な地形

サーフの代表的な地形3タイプを紹介しよう。

遠浅サーフ

砂浜サーフに代表されるタイプだが、手前のブレイクから沖まで浅い地形が続き、連続した波が立ちやすい。

ドン深サーフ

手前のブレイクからすぐに深くなり、沖も深いサーフ。手前まで漁船が来ることが多い。

カケアガリのあるサーフ

手前のブレイクから20m~50mほど浅く、それから急に水深が深くなるタイプ。水深が変わるカケアガリがあるのが特徴だ。この代表的な3つの地形ごとに「フィッシュイーターが好む場所」「攻略法」を解説していこう

遠浅サーフ

まずは遠浅サーフから。

サーフ(砂浜)の代表的3地形別【フィッシュイーターの居場所と釣り方】遠浅サーフ(作図:TSURINEWSライター森貴生)

フィッシュイーターの好む場所

手前のブレイク、沖の浅瀬、離岸流の脇、ヨブ(沖の浅瀬と手前のブレイクの間の横の流れ)など、ほんの少しの水深の変化があるナナメの場所にフラットフィッシュが待ち構えていることが多い。

効果的な攻略法

干潮の時間帯に下見をすると地形の変化がわかりやすい。ほんの少しの水深、流れの変化にフィッシュイーターがいつくので、そこをピンポイントで攻めてみて欲しい。フラットフィッシュならミノーやワーム、シーバスならミノー、青物ならメタルジグ、ミノーなど、手持ちのルアーを効率よくローテーションすると釣果に繋がる。

ドン深サーフ

続けて、ドン深サーフの場合はどうだろうか。

サーフ(砂浜)の代表的3地形別【フィッシュイーターの居場所と釣り方】ドン深サーフ(作図:TSURINEWSライター森貴生)

フィッシュイーターの好む場所

手前のブレイク(ショアライン)には小魚が寄りやすいのでフラットフィッシュが暗い時間帯に待ち構えていたり、潮目、ボトム付近に青物の回遊ルートがある。

効果的な攻略法

フラットフィッシュはすぐ足元にいる場合が多い。軽めのジグヘッドやミノーでゆっくり誘えば釣果が上がる。青物はメタルジグで表層からボトムまでカウントを刻んでどこに魚がいるのか、幅広く探るのがポイント。

カケアガリのあるサーフ

最後に、カケアガリのあるサーフについて解説しよう。

サーフ(砂浜)の代表的3地形別【フィッシュイーターの居場所と釣り方】カケアガリのあるサーフ(作図:TSURINEWSライター森貴生)

フィッシュイーターの好む場所

カケアガリ付近に小魚が集まり、フィッシュイーターが捕食する場所になり、回遊ルートになる。フィッシュイーターが手前の浅瀬に小魚を追い込んでナブラが起きることもある。

効果的な攻略法

基本的にカケアガリに魚が回遊するので、カケアガリまでルアーをキャスト出来るかどうかが、まず第一歩となる。次にどこがカケアガリなのか、メタルジグを投げてボトムまでの秒数をカウントして探ってみよう。隣に上手なアングラーがいれば、ルアーをどこまで飛ばしているのか、ボトムまで何秒かかっているのかを観察してみるのも良いだろう。

ボトムから攻めていき、どの水深に魚がいるのかを意識してみよう。ピンポイントで攻めることが出来るようになれば、不要な根掛かりでのルアーのロストも防げるようになる。

地形を理解し脱初心者

ナブラはもちろんだが、フィッシュイーターが表層に浮いていることが多々あるので、魚が目視出来ない時でも表層をしっかり攻めてみよう。一見何も変化のないようなサーフだが、中級者、上級者は地形や水深、海流の変化を意識してルアーを投げている。

周りは釣れているのに自分だけ釣れない、自分だけ根掛かりするなど、初心者特有の悩みがあると思う。この記事が脱初心者へのきっかけになってくれれば幸いである。

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<森貴生/TSURINEWSライター>

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