北海道の名もない渓流に初めて釣行した筆者。読みが的中し、ルアーでイワナにアメマスが連発。秋が新規ポイント開拓にオススメの理由や注意点と併せてレポートします。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター小峠龍英)

名もなき渓でのルアー釣りで35cm頭にイワナ連発 秋は新規開拓の季節?

秋は渓流釣り新規開拓の季節

暑い夏が過ぎ、少し過ごしやすくなってきた北海道。夏の間はアブやブユなどの虫の襲撃に悩まされることも多いのですが、秋はこれらの虫が減りさらに行く道を阻む繁茂した雑草も枯れ始め、アクセスが容易になるので秋は渓流釣りの新規開拓をしやすい季節と言えます。

地図に名前の無い川へ

9月初旬、筆者は尻別川中下流エリアにある名前のない小渓流に赴きました。この沢は先月本流域のポイントを探してさまよっていた時に見つけ、秋になったら見に行こうと決めていた場所でした。

名もなき渓でのルアー釣りで35cm頭にイワナ連発 秋は新規開拓の季節?名も無きポイント(提供:TSURINEWSライター小峠龍英)

8月初旬にはイタドリやその他に雑草が茂って入りにくそうだった薮も密度が下がりかなりアプローチしやすくなっていました。前回近付いただけで寄ってきたメマトイやら蚊やらブユやらの姿もなく、今日の釣りは快適にできそうな雰囲気です。

50mmミノーで尺上イワナ

期待通り入渓は容易で目の前には良さそうな深みがあり、さらに上流にもいくつかのプールが見えました。秋のトラウトは縄張りを強く意識する傾向にあるのでミノー中心のアプローチで行きます。

名もなき渓でのルアー釣りで35cm頭にイワナ連発 秋は新規開拓の季節?イワナのアタックが多かった(提供:TSURINEWSライター小峠龍英)

2.5gのバルサミノー45mmをスナップにセットしキャストするといきなり食いついてきたのは15cmに満たない小さなニジマス。次のキャストでチビヤマメと立て続けに小物のアタックだったので50mmのシンキングミノーにチェンジして上流のプール落ち込み、付近に送り込んでジャーク気味のトゥイッチで誘うと黒い影が蠢いているのが見えました。

早速同じ落ち込みに再キャストして今度は細かく誘って一瞬止めると狙い通りのバイト。ロッドを立ててティップをしっかり曲げてイワナの首振りをいなしネットイン、35cmの口が割れた見事な尺上イワナでした。

イワナとアメマスが連発

そこからは各ポイントで15cmから28cmのイワナとアメマスが次々と釣れます。

名もなき渓でのルアー釣りで35cm頭にイワナ連発 秋は新規開拓の季節?アメマス(提供:TSURINEWSライター小峠龍英)

イワナとアメマスは見分けがつきにくいことが多いですが、この沢のイワナは細かい斑点に腹が黄色でパーマークがはっきりと出た個体が多く、アメマスは大きめの斑点を持っているのではっきり見分けがつきました。