「美しく生きる」ことを体現できる服が揃い、本物のラグジュアリーを体感できるストアが誕生。
1946年に赤坂で開業し、創業75年を誇るTAILOR&CLOTHS(テイラーアンドクロース)社が、9月28日(水)に“日本の本物のラグジュアリーの体系化”を目的としたフラグシップストア「AUXCA.(オーカ)」を元赤坂にオープンした。
本記事では同店のオープニング企画の紹介と共に、「AUXCA.」の理念や同店が試みる“R&D(研究開発)ブティック”について紹介していく。
“美しく生きる”をテーマとして立ち上げた「AUXCA.」
東京メトロ・赤坂見附駅、永田町の各駅より徒歩5分程度の場所に位置する「AUXCA.(オーカ)」。現・テイラーアンドクロース社代表の隅谷彰宏氏が研究してきた「日本にとっての”本物のラグジュアリー”とは何か」を示し、実装する店舗としてオープンした。
東京・赤坂のテーラーを営む家に生まれた隅谷氏は、現状の日本に違和感を覚え始めたという。
戦後、洋服文化が日本で伝わり150余年、欧米に見習うライフスタイルを歩んできた日本人。その恩恵が日本の発展に寄与してきた事実は否定できないが、一方、アジアを中心とする諸外国からは近年、日本製品を求めて来日する観光客が後を絶えない。
そこに違和感を覚えた隅谷氏は、2015年に慶應大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科に入学し「本物のブランディング」について研究した。そして、翌2016年に“美しく生きる”をテーマに立ち上げたのがアパレルブランド「AUXCA.」だ。
店舗ではブランド「AUXCA.」のアパレル製品を販売するが、それだけではなく“R&D(研究開発)ブティック”としての役割もあるという。

スーツ(税抜250,000円)※オーダーの場合10%アップ

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本物のジャパンブランドとのコラボや情報発信の場としても機能
隅谷氏は、2021年に各産業やメディア、多方面より有識者を迎え、一般社団法人JAXURY(ジャクシュアリー)委員会を発足。文化庁や講談社などの協力を得て、観光業、サービス業、飲食業ほか日本を代表する産業者を表彰・支援する「JAXURY AWARD(ジャクシュアリー アワード)」を開催した。
元赤坂の「AUXCA.」では“R&D(研究開発)ブティック”として、「JAXURY AWARD」を受賞したジャパンブランドとのコラボレーションや、それらのブランドのイベント開催を行う予定だ。
また、日本にとっての“本物のラグジュアリー”とは何かを研究するJAXURY研究の場として、ワークショップや物販の情報発信を行う「JAXURY SALON」の役割も担う。