久保建英 写真:Getty Images

 レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英(21)はFIFAワールドカップ・カタール大会を控える中、先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップで招集。FC東京所属DF長友佑都(36)らとの会話で、メディア報道を通じてメンタルを強化した自身の姿を明かしている。

 久保建英は今年1月以降、カタールW杯アジア最終予選でベンチ要員に降格。3月末の最終節・ベトナム戦で本来のパフォーマンスを発揮できず、一部のスペインメディアはW杯メンバー落選の可能性を報じていた。

 ただ今年7月にレアル・マドリードからレアル・ソシエダへ完全移籍すると、今季ここまで主力選手として活躍。先月23日のキリンチャレンジカップ・アメリカ戦では左サイドで先発出場すると、自身の持ち味を発揮。一転してW杯メンバー入りが確実とみられている。

 日本サッカー協会(JFA)の公式YouTubeチャンネル「JFA TV」では「Team Cam」と題して、今月はじめに「未公開シーン集」が公開。ピッチサイドで川崎フロンターレ所属DF谷口彰悟(31)、スポルティングCP所属MF守田英正(27)、長友佑都、久保建英による会話シーンが収録されている。

 長友佑都が自分自身に対する周りからの評価について語った後、久保建英は「携帯で日本のニュース見るじゃないですか。自分の悪いところ書かれているんですよ」

 「最初は嫌になってくるんですけど、だんだん見てても笑えてくるんですよ。『あ、書かれてるわ(笑)』と思って」とコメント。すると長友佑都が「それ面白いメンタルじゃん。旗手怜央はそれをエネルギーにして(頑張ればいいと思う)。ガソリン、ガソリン」と言葉を返している。

 なおセルティック所属のMF旗手怜央(24)は先月のキリンチャレンジカップ2試合で出番なし。英メディア『フットボール・スコットランド』は27日のエクアドル戦終了直後、旗手怜央のW杯メンバー落選がほぼ確実と伝えていた。