【デメリット1】他行宛振込手数料を無料にする条件は厳しい

普通預金金利が0.2%という驚異的な高金利を提供しているあおぞら銀行BANK支店ですが、何かデメリットはないのでしょうか? 

まず、あおぞら銀行BANK支店では他行宛振込手数料が月3回まで無料になりますが、それをクリアする条件は意外と厳しいものです。

他行宛振込手数料を無料にするには、(1)合計残高が500万円以上、(2)Visaデビットの利用が1回以上、(3)投資信託残高がある、といった条件をクリアしないといけません。

さすがに毎月残高500万円以上を維持するのは難しいですし、投資信託を始めるのにも勇気がいりますよね。

つまり、誰でもクリアできるのはキャッシュカード付帯の「Visaデビット利用1回」なので、多くの人は実質月1回しか無料で振り込めません。しかも、この条件で他行宛振込手数料が無料になるのは、翌々月1カ月間だけです。

たとえば、住信SBIネット銀行では条件なしの「ランク1」で月1回、スマート認証NEOを登録すれば「ランク2」となり、月5回も他行宛振込手数料が無料になります。

さらに、スマート認証NEO登録に加え総預金残高が300万円以上あれば「ランク3」になり、なんと月10回も無料になるのです。もし、他行宛の銀行振込が多い人は注意したほうがいいでしょう。

■あおぞら銀行BANK支店で他行宛振込手数料を無料にする条件

【1】合計残高が500万円以上
【2】Visaデビットの利用が1回以上
【3】投資信託残高があること
※各条件をひとつクリアするごとに月1回無料となり、条件3つクリアで翌々月に3回まで無料となる

ネット銀行「あおぞら銀行BANK支店」にデメリットはないの? 普通預金で0.2%!!
(画像=あおぞら銀行BANK支店では他行宛振込料は1回150円かかるが、条件をひとつクリアするごとに月1回、月最大3回まで無料となる。ただし、その条件は厳しい(画像はあおぞら銀行BANK支店より転載)、『オトナライフ』より 引用)
ネット銀行「あおぞら銀行BANK支店」にデメリットはないの? 普通預金で0.2%!!
(画像=あおぞら銀行BANK支店のキャッシュカードは、「Visaデビットカード」機能も付帯しているが、これを利用すると月1回は他行宛振込手数料が無料となる(画像はあおぞら銀行BANK支店より転載)、『オトナライフ』より 引用)

【デメリット2】セブン銀行ATMの出金には手数料がかかる!

あおぞら銀行BANK支店では、ゆうちょ銀行ATMでの入出金手数料がいつでも何回でも無料になりますが、セブン銀行ATMには注意が必要です。

セブン銀行ATMでも入金は何度でも無料になるのですが、出金に関しては平日8時~18時は110円、それ以外は220円の手数料がかかってしまいます。

ほかにも、イーネットATMやローソン銀行ATMも利用可能ですが、所定の手数料がかかります。もし、間違ってATM手数料を取られると、せっかくの利子がぶっ飛んでしまうので注意しましょう。
最強のネット銀行「あおぞら銀行BANK支店」にデメリットはないの? 普通預金で0.2%!!
(画像=セブン-イレブンなどに設置されているセブン銀行ATMは、出金で110円~220円の手数料がかかるので注意しよう(筆者撮影)、『オトナライフ』より 引用)
また、あおぞら銀行BANK支店の普通預金金利0.2%は固定金利ではなく“変動金利”となっています。今後、金利が下がってしまう可能性もゼロではありませんので注意しましょう。

最後に、あおぞら銀行BANK支店はネット銀行になるため通帳がありません。残高照会や利用明細確認もすべてスマホ上で行うことになります。

もちろん、これはほかのネット銀行も同じですし、現在は大手銀行でも新規口座を作成すると通帳を作るには手数料を取られますので、これはあおぞら銀行BANK支店だけのデメリットではありません。
最強のネット銀行「あおぞら銀行BANK支店」にデメリットはないの? 普通預金で0.2%!!
(画像=ネット銀行では基本的に通帳は発行されないが、入出金明細などはスマホのアプリでいつでも確認できるようになっている(画像はあおぞら銀行BANK支店より転載)、『オトナライフ』より 引用)