「この車はISUZU?衝撃だ」カナダ
「映像無しでは、絶対に信じることができない事だ」イギリス
「あの車体、どこにも空気取り入れ口が見えないけど、どうなっているんだ?」アメリカ
このようなコメントが世界から集まったこちらの動画。
オーストラリアの川が氾濫、いすずのレスキュートラックが人々を助けました。

Chapter
氾濫した水中を、ものともせず突き進むいすゞトラック
災害等の非常事態を予測した設計

氾濫した水中を、ものともせず突き進むいすゞトラック

目を疑う驚きの映像ですね…

このレスキュートラックのタフさに世界中が驚愕した事でしょう。このトラックがあったからこそ、助ける事ができた命もあったかもしれません。

世界が注目した、いすゞのトラック。

車体の大半が水に浸かりながらも、何故前へ進む事ができたのでしょうか。

目次
スバル レガシィアウトバック3.6R(4代目・2009年)

災害等の非常事態を予測した設計

それは、いすずが有事を想定したクルマづくりを行っていたからです。

いすゞのトラックで有名なのが「3トン半」こと、陸上自衛隊用車両の「3と1/2トラック」です。このトラックは一般のトラックが進むことのできないような、困難な道をも進む事ができると言われています。

その重要ポイントは、いすゞの「最低地上高」にあります。

一般的なトラックの車高が高くても240mm前後であるのに対して、3トン半は330mm。この車高と高性能なサスペンションにより、高い段差や悪路でも、障害物に引っかかることなく走行が可能となりました。

また、吸排気系も高い位置に設けられていて、約80cmの水に浸かっても走れる能力をもつと言われています。

それだけでも一般的には十分なはずなのに、さらにいすゞは有事・想定外を考慮した設計にこだわりました。 つまり水位が80㎝以上になる、非常事態も常に想定して設計をしていたという事です。

だから通常のトラックが止まってしまう中、いすゞトラックだけが動く事ができたのですね。