先週の土曜日、37℃~37.5℃の微熱が出るようになりました。その前日、1時間ほど炎天下で軽い運動をしていたので熱中症かなと思いました。日曜日になると熱が37.5~38.2℃まで上がり、なかなか下がりません。そこでカロナールを服用しました。
月曜日の朝8時ごろカロナールを服用後も、37℃の後半の体温のままでした。コロナに感染したかと思い、かかりつけのクリニックの発熱外来に電話しましたが、「一杯で対応できないので、感染コールセンターに連絡して欲しい」との事。
他の病院に電話を入れても通話中で連絡が取れません。「近くの薬局に検査キットがあるかも知れない」ということで購入。私だけが陽性という結果でした。体温は、午後になると、36.5℃前後に下がりました。
薬局で貰ったシートに、陽性の場合は感染コールセンターに連絡するよう書かれていたので、根気よく連絡していると、やっと通じました。結局、「掛かりつけの病院か他の病院に相談して下さい」という話で、話が最初に戻ったような感じでした。
薬局に事情を説明すると、「同じビルの耳鼻咽喉科に電話するよう」に言われ、その病院でやっと話をすることができました。
発熱時の症状、その後の経過、現在の状況など、ワクチン接種の有無、仕事の内容、都心部に出て打ち合わせなどを行っていないか、海外渡航の有無などを質問されました。
「後で、薬局から処方薬について連絡がある」ということなので、「普通の風邪薬を処方する」とのこと。
毎日16時45分になると、マスコミは本日の感染データを報じ、最近では日本が1週間の感染数で世界一になったとも。そもそも、PCR検査のプロトコールが同一基準でない(CT値が異なるなど)のに、他国と比較すること自体意味のないことです。
マスコミは恐怖を煽っているようですが、処方薬のみから判断すると、医療の現場では、風邪に感染した程度の取り扱いをしている、自分で体験してしまうと、大層なことではないのが分かりました。
自宅隔離となると、働いている皆さんは大変でしょうが、自宅で仕事をしている者には、影響がありません。隔離というのも、2類から5類に変更することでなくなります。
亡くなった安倍元総理は、今年の初めに、5類へ引き下げるという見解を明らかにしていました。厚生労働医系技官の木村盛世医師もコロナを2類のままにしていると、ふたたび医療崩壊が起こると指摘しています。以前から、「コロナの5類相当への引き下げを行わない限り、日本は今の状況から抜け出せない」とも。
政府分科会はコロナの感染症法上の位置づけを「2類相当」から「5類相当」に見直す方向で調整に入っているようですが、最近の岸田首相、後藤厚労相などの発言から、「今は引き下げる時期ではない。じっくりと検討していきたい」と言っているように聞えました。
結局、体温も下がっている、他に頭痛などの症状もないなどの理由で、薬も処されないことになりました。保健所からは、ショートメールで、県Webフォームへの入力、県健康観察LINEへの登録要請がありました。
個人の体験として、これ以上でもこれ以下でもありません。頭痛やのどの痛み、咳などの風邪の症状もないので、普通に生活しており、仕事も行っております。一般論として、最小限の注意事項を守れば、隔離も必要ないと思います。
コロナ前と同じような経済活動ができ、マスクなしの自然な形での人付き合いができるよう、感染症法に基づく分類を2類から5類に速やかに引き下げるよう、政府関係者に英断を奮って欲しいものです。
文・室中 善博/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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