全国で総合フィットネスクラブと24時間トレーニングジムを展開するティップネス社が、“速歩き”と健康との関係に着目。理想的な“速歩き”を実現するためのカラダづくりプログラム「整えウオーク」を各店でスタートした。
明らかになった、歩く「速さ」と健康の関係
最も身近で、誰もが手軽にできる運動として人気のウォーキング。スポーツ庁が発表した令和3年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」では、国内の成人によるこの1年間のスポーツ実施率は、2位以下を大きく引き離してウォーキングが64%でトップというデータもある。
ランニングよりも関節の負担が少ないうえに、速度によってはランニングと同等のエネルギー消費が可能なウォーキングだが、さらに近年の複数の研究結果では、「歩行速度が将来の健康状態を左右する」「歩行速度がその後の余命年数に影響を与える」といったことが示され、歩く「速さ」が健康と大きく関係することがわかってきた。
ティップネスでは、より多くの人々に現在だけでなく将来の健康も手に入れてもらうための手段として、“速(はや)歩(ある)き”を推奨するプログラム「整えウオーク」を提唱する。
時速5~7kmの理想的な“速歩き”のためのプログラム
通常の歩行は時速4km程度だが、ティップネスが推奨する“速歩き”は、走るよりもカラダへの負担が少なく、効率の良いカロリー消費を見込める時速5~7kmを目指す。
プログラムでは、体の全面だけで歩く「ちょこちょこ歩き」、骨盤が横揺れしながら歩く「ふらふら歩き」など“速歩き”を邪魔する4つの要素にフォーカス。
股関節、肩甲骨周りの柔軟性と筋力を高めることでその原因を取り除き、「大股で、ブレずに、しっかり腕を振って、柔らかく歩く」という理想的な“速歩き”を楽しむことができるカラダをつくっていく。
これからウォーキングを始める人はもちろん、自己流ウオークを見直して質を高め“速歩き”を楽しむためにも、ウオーク愛好家の人にもぜひお勧めしたい、老若男女に向けた新しいプログラムだ。
理想的な“速歩き”ができるかを判断する「カラダ診断」
「整えウオーク」の目的は、理想的な“速歩き”を自然に楽しむことのできるカラダづくり。姿勢が良くなることで、健康と同時に見た目の美しさを手に入れることも狙いだ。レッスン時間は、30分を基本に、ショートバージョンとして20分・15分のレッスンもある。
「カラダ診断」は、下の“クラップニーリフト”のように、まっすぐの姿勢のまま歩幅で片膝ずつ上げ、太ももの下で手拍子。膝や腰が曲がらず6回余裕でできればOK。
できない人は、脚の付根の大腰筋の筋力低下により、脚を大きく前に踏み出せなくなり、ちょこちょこ歩きの状態になっている。
「健康のために駅ひとつぶん歩く」「歩くことを習慣にするために犬を飼う」など、ウォーキングを健康維持のベースにしている人も多い現代。正しい“速歩き”をマスターして、長生きを目指そう。
(MK)