江戸時代に町火消や鳶が着ていた印半纏の濃い藍色を再現し、黒に見えるほど重ね染めした“江戸黒染めデニム”。その奥深い色合いと唯一無二の風合いを独自の技術で生み出したのが、明治25年に創業した老舗「坂本デニム」だ。
今回はライトアップショッピングクラブが坂本デニムに別注したおすすめの名品を紹介したい。
“裏派手”が映える新定番ジャンパー
坂本デニムの創業130周年を記念して制作した江戸黒染めデニムのジャンパーは、シャツ生地にも使われる軽やかな6オンスの生地を採用。身頃は中わた入りで、薄手でありながら暖かな着心地だ。
その実用性に加えて魅力なのが、随所に配した江戸の“裏派手・裏勝り”。ポケット口や袖口、襟裏に配した伝統柄がチラリと覗き、装いに粋な華やかさをもたらす。
ジャンパーの原点とも呼ばれるドリズラー型のデザインは、程よいカジュアル感で装いに合わせやすいのが特徴。定番としての親しみやすさに絶妙の洒落感を効かせた見事な一着だ。
“江戸黒染め”シリーズ初、大人のTシャツ
江戸黒染めデニムと“裏派手・裏勝り”がアクセントになった大人のための長袖Tシャツが、満を持して登場。身生地には肌触りの良い天竺の裏毛を採用し、適度な伸縮性があるので着心地は快適。生地がしっかりしているため身体のラインを拾いにくく、一枚で着ても装いが様になるのも魅力。
ポケットと襟、前立てには坂本デニムで最軽量の4オンス江戸黒染めデニムを配し、趣深い仕上がりに。深めの前立てで脱ぎ着しやすく、男女問わず楽しめる。
街歩きの相棒、暖かベスト
中わた入りの暖かなベストは、6オンスの生地を使用した軽やかで快適な着心地。さらに、生地に洗いをかけてデニム特有のごわつきを抑えているため、その柔らかさも格別だ。
裏地には“裏派手・裏勝り”が施され、内ポケットから物を出し入れするときなど、さりげなく見える柄がなんとも粋な仕上がり。ポケットは前面と内側に合計5つあるので収納力も申し分なく、手ぶらでの散歩にも好適だ。
ゆったりとした身幅で着心地も楽々。シャツの上に一枚重ねるだけで“よそ行きの顔”が決まり、上着の下に着こむのにも便利。紳士の洒落心を満たしつつ、実用面でも満足のいく一着。