森岡亮太 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸でプレーした過去をもち、シャルルロワSC所属のMF森岡亮太(31)が2日、古巣アンデルレヒトとの一戦で決勝ゴールをマーク。試合後のインタビューでアンデルレヒトに対する複雑な心境を明かした。ベルギーメディア『VOETBAL』が同選手のコメントを伝えている。

 森岡亮太はアンデルレヒトで出場機会に恵まれず、2019年1月にシャルルロワSCへ移籍。シャルルロワSC加入後は主力選手として活躍しており、昨季はジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)27試合の先発出場で4ゴール10アシストをマーク。今季も第9節終了時点で2ゴール2アシストと結果を残していた。

 そんな中、同選手は2日のジュピラー・プロ・リーグ第10節・アンデルレヒト戦でも先発出場。0-0で迎えた65分、ペナルティエリア右脇のスペースを突いたMFンクバ・ケン(20)からのパスに反応。ダイレクトで左足からシュートを放ち、鮮やかにゴールネットを揺らしたが、古巣対戦ということもありゴールパフォーマンスは披露しなかった。

 森岡亮太は試合後のメディアインタビューで「もちろん、結果には満足しています。アンデルレヒト相手に勝つことは難しいですしね」と切り出すと「僕はかつてアンデルレヒトでプレーしていましたし、アンデルレヒトで良い時間を過ごしていました」

 「なぜアンデルレヒトでうまくいかなかったのか、説明するのは難しいですね。サッカーの世界では時々こういうことがあります」と、胸の内を明かしている。

 また同選手は「僕たちは勝つためにここ(アンデルレヒトのホームスタジアム)に来ましたし、僕たちにとってこの結果はとても重要です。僕たちが上を目指せるかどうかを語るのはまだ早い。毎週末勝つことだけを考えています」と、次節への意気込みも語っている。

 なおシャルルロワSCは、アンデルレヒト戦勝利により勝ち点を「15」まで上積み。首位アントワープから12ポイント差の8位につけている。