これ1本で「プロテインバー」と「プレワークアウトバー」の2つの用途を兼ね備えているという「OUTLIER v.1.0」。高たんぱく質というだけでなく、クレアチンやカフェインなどワークアウト前に摂りたい栄養素が配合されており、トレーニーの間で話題を呼んでいる。この製品を開発・販売している『株式会社COMP』取締役CEO・宮本善史氏に話を聞いた。

トレーニの間で話題の“規格外”を叶えるワークアウトバーが誕生
(画像=『FITNESS LOVE』より 引用)

徹底した栄養設計を軸にする、COMPブランド。

――「OUTLIERv.1.0( 以下、OUTLIER)」をウエイトトレーニング専門誌『アイアンマン2022年7月号』の紙面やアイアンマンのツイッターでも紹介していますが、「アイアンマン読者のための次世代型ワークアウトバー」というキャッチコピーへの興味を含めて、かなりの反響が届いています。
宮本 多くの方々にこの製品の価値を理解していただきつつ、そのコンセプトにも共感してもらえる場はどこだろうと考えておりましたので、反響があるというのは素直に嬉しいですね。OUTLIERは2022年1月にリリースしたのですが、普段からCOMPの製品を愛用してくださっている方々にも支えられ、おかげさまで販売は順調です。

――COMPといえば完全バランス栄養食の分野で草分け的なブランドとして知られています。OUTLIERについて語っていただく前に、ぜひ御社についても改めてご紹介いただけますか。
宮本 僕らは必須栄養素を手軽に、かつバランスよく摂取できる食品を開発・販売している食品ブランドです。健康価値を高めることに振り切っていると思います。さまざまな強みを持つ企業が独自の商品を打ち出しているバランス栄養食の領域において、COMPの大きな強みとなっているのが、細部に至る厳密な栄養設計と製品化に結びつける開発力にあります。たとえば弊社初のフレーバー製品として好評いただいている『COMP Flavor』シリーズであれば、原料のこだわりに加えて糖類の細かい分析も行っているほか、栄養価値を高める各種成分の含有量についても先行研究を参考にした上で設定が行われています。

――創業者(現ファウンダー)は薬学博士の方だそうですね。
宮本 はい。彼が2015年に創業して以来、製品化のために必要な研究・開発にはとことんこだわるというのが社内文化として根付いています。数年前に開発体制を強化し、栄養に強いR&D担当者が先行研究や食事摂取基準などをベースに製品開発・設計を行ってくれているのです。が、利便性が高く機能的な食品によって人々の生活や自己実現を後押ししたいという理念は、今も変わらずどの製品でも貫かれています。ただ、このようなテクノロジーっぽい気質に加えて、完全バランス栄養食というジャンルそのものの性質もあってか、COMPはちょっと変わった方のための食事と思われることもありますね。

――たしかに宇宙食のようなとらえ方をしている人もいれば、eスポーツの選手やプロゲーマーのための特殊な食品ととらえている人もいるかもしれません。
宮本 改めて説明すると驚かれることもあるのですが、COMPの完全バランス栄養食には健康価値を高めるための原料のこだわりや機能的な成分を加える遊び心などは搭載しているものの、そのスペック自体はあくまで国が策定する「日本人の食事摂取基準」を参考に行われているため、〝何かに突出したもの〞ではありません。一方で、このようなバランス栄養食の開発過程で得られた知見を活かした新しい取り組みも始めており、OUTLIERはまさにその先駆けとなります。

――そこで特定の目的に沿った栄養強化食品が出てくるわけですね。
宮本 はい。たとえばアスリートの方においては特定の食品、あるいは栄養素を強化することが好ましい、といったように。OUTLIERに関しては、フィジカルを強化したい方々、トレーニングや競技練習の質を高めたい方々に対して、これまでの知見を活かせば優れた製品を提供できるのではないか、という発想から開発がスタートしています。

次世代型ワークアウトバーとは。

トレーニの間で話題の“規格外”を叶えるワークアウトバーが誕生
(画像=『FITNESS LOVE』より 引用)

主な栄養成分
たんぱく質 25.2g
クレアチンモノハイドレート 3000mg
L-シトルリン 2400mg
カフェイン 80mg
※1食(2本/標準100g)あたり

――バータイプの栄養補助食品は数多くありますが、OUTLIERの製品コンセプトはどのようなものですか?
宮本 OUTLIERは「プロテインバー」「プレワークアウトバー」という2つの用途を兼ね備えています。トレーニング前の食事って、必須アミノ酸の豊富なたんぱく質だったり、クレアチンモノハイドレートであったり、摂りたいものがいろいろとありますよね。こだわる人であればプレワークアウトサプリメントや機能的な栄養素を含む食品を選んだりするかも知れません。でも、それらを個別に集めているとコストが大きく、何より手間がかかるのでベテランのトレーニーの方はシンプルなことをされる方も少なくないと聞きます。

――トレーニーの食は多様ですが、「食事を考えることが面倒くさい」という方も、実はすごく多いです。
宮本 僕たちが考えていたのも、まさにそこです。トレーニングに必要な食品や栄養素について、ある程度の優先順位を付けつつも1本のバーに集約することで、トレーニーの方たちが抱えていたこれまでの手間やコストの問題を大きく改善できるのではないかと。しかも、ワークアウトバーの領域はまだまだ未開拓であった、そういった背景もあって開発に着手しました。

――実際にOUTLIERを試したり、成分を確認したりした方のなかには、1食(製品2本分)で良質なたんぱく質を25.2g、素早く補給できるという部分に響いた人も多いようです。そのほかの食品や成分でこだわった部分は?
宮本 大まかな説明になりますが、OUTLIERは必須アミノ酸やアルギニンなどの供給源となる「プロテインブレンド」、トレーニングや競技中の出力を高めることを目的とした「エナジーブレンド」、そして「パフォーマンスブレンド」という3種類のブレンドを一つの製品にまとめた構成になっています。中でも弊社の細かい栄養設計が特に表れているのが三つ目のパフォーマンスブレンドでしょうか。優れたパフォーマンスを目指したいというトレーニーやアスリートを後押しすべく、非アルカリ処理を行っていないタイプのココアパウダーを始め、ビートルート、L–シトルリン、くるみ、生コーヒー豆エキスなどを贅沢に配合しています。

――プロテインバーとしてはもちろんですが、NOブースターや瞬発力のサポートとしても強力な構成になっていそうですね。
宮本 僕自身は健康維持程度のトレーニング歴ですので、トレーニングについて語るのはおこがましいのですが、日頃から自分の身体や集中力を精度高く把握されている方の多くは、栄養面での試行錯誤の蓄積がきっとあると思います。そうしたデータを持っている方ほど、OUTLIERを摂っていただくと変化をより感じやすいと思いますし、実際にポジティブな評価もたくさんいただいています。

――栄養価計算なども格段にしやすくなりますね。
宮本 OUTLIERをベースにすることで、トレーニング前後やそれ以外の時間に何を摂るか、という「栄養プログラムのOUTLIER以外の部分」も組み立てやすくなるかと思います。僕は初級トレーニーですのでプロテインやサプリメントを集めて積んでいるのがむしろ楽しかったりもするのですが(笑)、長くトレーニングをされている方はそれらを買ったり選んだりする時間さえ、身体づくりの別の取り組みに割きたいだろうとも思うんです。その点については、自身のトレーニング経験も交えながら健康的な身体作りに注力してきた弊社の専門スタッフが最大限の情熱をそそいで作っていますので、「規格外」の肉体や存在感を目指す上級トレーニーの方のお役にも立てるのではないでしょうか。

さまざまな「自己実現」を後押ししたい。
――最後に、この時代にCOMPが食の面から果たす役割などについてもお聞かせいただけますか。
宮本 皆さん感じていらっしゃるかも知れませんが、今は個人でも輝くチャンスのある時代ですよね。どんどん便利な世の中になって、個人でやれてしまうことが増えていると思います。その分、忙しくしている人が増えているのかもしれません。一例ではありますが、アスリート、クリエイター、エンジニア、ゲーマー、VTuber、パフォーマー、ビジネスマン、等々。では、そういう人が優先順位を下げてしまうものは?と考えてみると、「食事に割くリソース」という場合も多いととらえています。加えて、なんとなく〝良さそうな〞ものを摂ればいい、という食生活を続けてしまった結果、体調を崩してしまう例もあるかと思います。そういった背景の中で、多くの方が手軽にその価値を享受できるような〝望ましい〞食品を作り、提供していくブランドがあってもいいのではないか。COMPでは創業以来、そんな思いで製品の開発・販売を行ってきました。

――COMP製品の背景にある価値観をアスリートやVTuberという一見、対照的な世界の方たちが受け入れ、享受しているのも面白いですね。
宮本 そうですね。やはり、分野や領域を問わず物凄いスピード感と精度で生きている人が増えているのかなと思います。好きなことを徹底的に追及することに価値がある、そんな時代だからこそ皆さんがもっともっと思い切ったことをやれるためのお手伝いを、食の面から行っていければと考えています。

――その考え方が「人々の自己実現を加速させる」というOUTLIERのコンセプトにもつながっていくのですね。
宮本 OUTLIERにおける「自己実現」はブースト(強化・促進)の文脈が強いですが、たとえば「生活習慣病の罹患リスクを低減しつつ、健康的に平和に長生きする」ことに特化した自己実現などもあって良いと思います。そのようにいろいろな自己実現の形があり、また年齢などによってもそれぞれ変化していくと思うので、私たちCOMPも自己実現の多様性に呼応して、これからも食の選択肢を増やしていきたいと思っています。

OUTLIER v.1.0 Trial Pack
内容量:50g(1本)×4本
価格(税込):1,200 円 (+送料500円)

取材・文:藤村幸代

提供元・FITNESS LOVE

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