移動先も新子ヤマメばかり
ニジマスをリリースした後に退渓、次の支流へ移動します。次の支流は堰堤がいくつかあり、とある淵では大イワナや良型ニジマスの実績があります。早速堰堤上の淵をチェックしてみると、そこには無数の新子ヤマメが。30匹以上がワラワラとミノーに戯れてきます。
イワナも反応しましたが新子ヤマメの様子を見て違和感を感じたのか二度目はありません。堰堤の上でもヤマメが繁殖しているのは喜ばしいことですが、さすがに厳しいので少し下流のポイントまで移動することに。
淵で良型を狙う
移動先にも堰堤がありその下にも淵が続く好ポイント。その淵の流れ込み流芯直下は深く掘れており、良型が付くとすればここ。愛用している6gのヘビーシンキングミノーをチョイスし、カラーはアピールの強い赤金で良型の縄張りにちょっかいをかけるイメージです。またこのミノーは沈下時にフルフルと震えながら沈むシミーフォール系なのでアピールしつつ沈めて底をとります。水噛みの良いミノーなので激しくトゥイッチしてもあまり前に進まずその場に留まりながらアピールできます。
ポジションは流れ込みを直アップで狙える位置を確保し、いつもより距離をとって流れ込み真横の弛みにキャストします。着底後すぐにロッドを立て小刻みな縦のトゥイッチングで誘いをかけ、そこに居るであろう良型をイラつかせてバイトに持ち込む作戦です。
縦トゥイッチで27cm良型ヤマメ
小刻みに縦トゥイッチを繰り出しながらミノーを流芯を沿わせ、手前2m先のカケアガリに差し掛かった瞬間に激しい引ったくるようなバイト。すかさずフッキングすると魚は深みに向かって走ります。弧を描いたロッドと感じる重みの雰囲気からヤマメと確信。
ゴリ巻きで寄せてすくい取ると、そこには黒ずんだ体の表面にピンクと赤を混ぜたような模様を持った、良型ヤマメがこちらを睨みつけていました。サイズは27cm、尺には届かないものの狙い通りの結果で既に大満足。
バルサミノーで29cmエゾイワナ
その後、少し上流の堰堤まで進みました。そこではイワナが溜まっており、我先にとミノーをチェイスしてきました。4.5gのバルサミノーの平打ちでアピールして一瞬食わせの間をとると、食いついてきたのは29cmのエゾイワナ。ここまで釣果でも既に充分でしたがまだ時間があるので次の川へ移動します。