コロナ禍により、多くの人が出入りする場所を回避するなどの理由から、自宅でトレーニングする人も多いようだ。ジムへ行ったときには100kgのベンチを挙げたい!そう思う人のために、まずはその前段階として自重でのベンチを可能にする筋力を自宅トレで身につけよう !そこでお願いしたのが、2019年世界マスターズ選手権メンズフィジークオーバーオール優勝の超絶実力者である田村宜丈選手。世界チャンピオンの経験値を基にした自宅胸トレ強化策を伝授願った! ポイントは「いかに強度を上げるか」だ!4回目となる今回はプッシュアップの最終回、胸以外も刺激する方法について。
取材・文:岡部みつる
足を高く上げると肩に効く
「負荷を高くする」あるいは「胸の上部を攻める」といわれて思いつくのが足の位置を高くすることかと思います。しかし、実際にはある程度胸に掛かる負荷も高くなりますが、僕の経験では足の位置を高くすると肩の関与の割合が増える感覚です。実際に、大会でパンプするときに肩をパンプする目的でこの腕立てを行なっています。バリエーションのひとつとして取り入れるのは良いと思います。
今まで紹介した様々なパターンを取り入れながら、自分に合ったプッシュアップを探求して、目指せベンチ100㎏!
田村宜丈(たむら・よしたけ)
1972年11月2日生まれ、北海道出身、身長168cm。2018年世界マスターズ選手権優勝、2018年世界選手権準優勝、2018年アーノルドEUマスターズ総合優勝、2019世界マスターズ選手権メンズフィジークオーバーオール優勝、2021年オールジャパンメンズフィジーク40歳以上級172㎝以下級優勝、IFBB世界選手権マスターズメンズフィジーク45~49歳級優勝
執筆者:岡部 みつる(オカベ ミツル)
昭和の終焉に渡米。’93年、米マスキュラーデベロップメント誌のチーフフォトグラファーとして年間契約。’96年からMOCVIDEOを設立「オリンピアへの道」をはじめロニーコールマン、ジェイカトラーなどトッププロビルダーのDVDを制作。’08年に会社を売却し帰国。マッスルメディアジャパンと協力し「Mr.日本への道」をはじめ鈴木雅、田代誠、合戸孝二、ジュラシック木澤といった日本のトップビルダーの撮影や編集に携わる。標高634mの鹿、不如帰、ヒグラシに囲まれた山中にワイフと愛犬サチとの3人暮らし。YouTube『ミッツTV』で撮影裏話など配信中。’92NPC-Mr.L.A. ライト級優勝。
提供元・FITNESS LOVE
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