言動を全て録音し人事に相談
その時の対応で自分がやり返さなかったことに調子づいたのか、それ以降同じような対応が続き、周囲にいるほかの社員も我関せずといった感じで何も対応してくれませんでした。
自分に一切の非がないことは間違いなく、またそれを諫める人間もいないということに非常に腹が立ったので、ある日から彼の言動や周囲の応対について、すべてレコーダーでの録音して、それを持って本社の人事担当窓口へ報告しました。
当初はいかにも面倒という対応をされましたが、弁護士や労働基準監督署への相談は終わっていること、そして彼らから自分には何も問題がなく、このまま同様の状況が続けば裁判など争議の種となることを説明しました。
結果として恫喝的な応対をしてきた当人は解雇され、周囲のそれを制止しなかった人間たちにも何らかの処分が下ったようです。
自分としてはその後の遺恨が怖かったのでそこを退職しました。
(40代・男性)
今回は、理不尽なハラスメントエピソードについて調査してみた。
自分自身が加害者にならないように、相手を思いやる気持ちを持つ心がけが重要ではないだろうか。
文・MONEY TIMES編集部