仕事で「大きなミス」をしたことは誰にでもある経験だ。
今回はそんな仕事でミスをしたエピソードについてMONEY TIMES編集部が取材してみた。
入社1年目で現場監督
入社一年目のことです。私は商社で営業と事務の仕事を両方こなさなければならず、営業先から戻るとデスクの上から書類が落ちそうになっていました。
毎日遅くまで会社に残り、残業の日々です。
ある日、部長から「大きな仕事をやってみる気はないか」と言われ、1年目で仕事を覚えることに必死だったのですが、猪突猛進型の私は「やります」と意気込んで引き受けました。
それは、商社内のある部署の他のビルへの移動に携わる業務でした。現場監督です。20歳そこそこの私が現場監督?です。
それでも、年上の営業を相手に舐められてはいけないと、必死で何度もダメ出しをして足を運ばせました。
もちろん、途中経過は部長に報告するのですが、色々な業者に相見積、競合をこなしていました。
中には、これ以上はと音をあげて抜けていくメーカーもありましたが、出来るだけ安く、儲けを大きくするのが商社なので仕方ありません。