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ローソン、アバターで非接触接客 25年度中にオペレーター1000人育成
未来型店舗「グリーンローソン」で使用するアバター(画像=『DCSオンライン』より 引用)

 ローソンは、アバター(分身)を使った非接触接客を始める。店舗に設置したディスプレーにアバターを表示、離れた場所にいるオペレーターの声や動きに合わせてアバターが来店客の質問に答えたり、商品の説明を行ったりする。

 11月末に都内でオープン予定の未来型店舗「グリーンローソン」で、AVITA(アビータ、東京都品川区)のアバター接客サービス「AVACOM」を先行導入、2023年度中に東京、大阪のローソン10店舗に広げる。

 アバターは専任のオペレーターが遠隔地から操作する。1人のオペレーターが同時に複数の店舗のアバターを操作することも可能で、店舗オペレーションの省人化につながる可能性がある。将来は、深夜の防犯や専門家へのオンライン相談、地方特産品の遠隔販売などでもアバターの活用を検討する。

 9月22日から公式ホームページで、アバターを使って接客する「ローソンアバターオペレーター」の応募を始めた。書類や面接などによる選考を経て、1週間程度の研修を受講した後、アバターオペレーターとして認定される。

 アバターオペレーターの時給は1100〜2000円。自宅などのパソコンからアバターを操作し、店舗での接客や販売促進などの業務を担当する。高齢者や子育て中の人、障害者などでも働くことができる。

ローソン、アバターで非接触接客 25年度中にオペレーター1000人育成
候補者は1週間程度の研修を経て、「ローソンアバターオペレーター」に認定される(画像=『DCSオンライン』より 引用)

提供元・DCSオンライン

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