2022シーズン唯一連敗していない横浜FM

2022シーズン現時点において、連敗してないチームは1チームのみ。それは首位を走る横浜FMだ。このまま連敗をせずに首位をキープし続けることができるか。連敗しないチームが王者に相応しいセオリーを証明してくれるだろうか。

横浜FMの残り試合は5試合だ。10月1日(アウェイ)名古屋グランパス戦、10月8日(ホーム)ガンバ大阪戦、10月12日(ホーム)ジュビロ磐田戦、10月29日(ホーム)浦和レッズ戦、11月5日(アウェイ)ヴィッセル神戸戦である。2位川崎との勝ち点差は5ポイント。消化試合数も同じのため、横浜FMは残り5試合のうち連敗しなければ優勝が決まる状況だ。

横浜F・マリノス MF藤田譲瑠チマ 写真:Getty Images

10月1日アウェイ名古屋戦に注目

今2022シーズンの横浜FMはホームゲームで無類の強さを誇る。J1でのホーム負けはなく、平均得点数2.1、平均失点数も0.4と盤石の戦いである。中3試合ホームで勝ち点3を確実に積むことができれば、優勝は間違いないものになる。

つまり、横浜FMにとって優勝に向けてのターニングポイントとなるのは、10月1日のアウェイ名古屋グランパス戦だ。試合は中盤の激しい攻防が予想される。横浜FMは喜田拓也と藤田譲瑠チマ。名古屋は稲垣洋と永木亮太。この両者たちがぶつかりあう中盤となる。ここでのボール支配が勝敗を分ける鍵となるだろう。

横浜FMが注意しなくてはいけない点は、失点しないことだ。今シーズンはJ1でのアウェイ平均失点数が1.6と多い。勝ち点を失わない戦い方も選択肢の1つとしてとるべきではないか。

5位までがまだ王者の可能性あり

連敗が鍵であること、唯一連敗無しの首位を走る横浜FMに注目したが、あくまでも数字上のデータでの話は必ず当てはまるものではない。それがサッカーの楽しさの1つでもある。

横浜FM、2位の川崎、3位のサンフレッチェ広島、4位のセレッソ大阪、5位の鹿島アントラーズまで、まだ2022シーズンJ1優勝の可能性は残されている。みんなで「チャンピオン」になるチームのサッカーを楽しもうではないか。