七里御浜

(画像=『たびこふれ』より 引用)
熊野市から紀宝町にわたって約22㎞続く「日本で一番長い砂礫海岸」です。"日本の渚百選"に選ばれており、全国でも有数の景勝地となっています。ただ波が荒いので海には入らないように気をつけましょう。目で見て楽しむこともできますが、釣りをすることもできます。釣れる魚は四季を通して異なりますが、夏以外には高級魚のグレを釣ることができます。夏から秋にかけては青魚、秋から冬にはアジが釣れます!潮通しがよく、さまざまな魚、そして大物が釣れることから、22㎞すべてが人気の釣り場となっています。
花の窟

(画像=『たびこふれ』より 引用)
「花の窟神社」は、日本書紀にも記されている日本最古の神社で、古くから多くの参拝者が訪れます。神々の母である伊弉冊尊(イザナミノミコト)が火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)を産む時に、火によって灼かれて亡くなった後に葬られた御陵です。花の窟神社では人々が様々な願いを聞いてくれた伊弉冊尊(イザナミノミコト)の死を悲しみ、感謝の気持ちを込めて祭礼を行うようになりました。毎年「春季例大祭2月2日(種まきの時期)」「秋季例大祭10月2日(刈入れの時期)」を行います。この例大祭では、お網掛けが行われます。

(画像=『たびこふれ』より 引用)
御神体から掛けられている大綱は約170mもあります。縄の間には「三神」を意味する旗縄(昔は朝廷より献上された錦の御幡)で「三流の幡(みながれのはた)」とよばれるものと、2つの扇があります。
ちなみに「三神」とは、宇宙を基本構成する伊弉冊尊(イザナミノミコト)の子のことです。
- 太陽の神「天照大神天照大神(あまてらすおおみかみ)
- 月の神「月読尊(つくよみのみこと)」
- 国つ神(地上神)「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」
また、この綱は7つの縄を束ねて作られています。この7という数字は、伊弉冊尊(イザナミノミコト)の子の「7つの自然神」を表しています。
7つの自然神とは、
- 風の神「級長津彦命(しなつひこのみこと)」
- 海の神「少童命(わたつみのみこと)」
- 木の神「句句廼馳(くくのち)」
- 草の神「草野姫(くさのひめ)」
- 火の神「軻遇突智尊(かぐつちのみこと)」
- 土の神「埴安神(はにやすのかみ)」
- 水の神「罔象女(みつなのめ)」
を指します。
花の窟神社にあるひとつひとつのものには、きちんと意味があるのですね。