ボートロックゲームではラインセッティングが手返しやルアーの操作性に直結する。そこで今回はボートロックゲームに最適なラインセッティングについて解説する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山下洋太)
ボートロックゲームの魅力
ボートロックゲームとは、ボートから根魚を狙う釣り。狙えるロックフィッシュにはアイナメやソイ、アカハタ、オオモンハタ、キジハタなど、さまざまな魚種がいる。魚種により狙い方はさまざまで、ゲーム性の高さ、懐の深さが魅力だ。
![ボートロックゲームにおける【PEラインとリーダーの組み合わせ術】](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/09/wpIMG_5998.jpg)
根掛かりがつきもの
ボートロックゲームでは、根が粗いポイントでターゲットを狙うため、ほかの釣りよりも根掛かりが起こりやすい。シンカーを底取りができるギリギリの軽さにするなど、根掛かりを避けるためにざまざまな対策を講じる必要がある。
リーダーにハリスを流用
筆者はリーダーにエサ釣りに用いられるハリスを使用している。ハリスは低価格で大容量の商品が多く、コスパにも優れている。
強度の目安として、ナイロンやフロロカーボンで1号が4lbになるので覚えておこう。ボートロックでは20〜30lbを使用するため、5〜8号くらいまでのハリスを流用するのがいいだろう。
ラインセッティングの重要性
ボートロックゲームでは、根掛かりをしたときに海中にラインを残さないためにも、リーダーとPEラインの組み合わせについて考えておくことが必要だ。特に底を重点的に狙うフリーリグやテキサスリグを使用するときには、リーダーを失わないセッティングをしておきたい。
またボートロックゲームでは、流れが速いポイントで狙うこともある。その流れの抵抗をラインが受けると底取りが難しくなる。特にジグヘッドでオオモンハタを狙うときには、底取りを意識したラインセッティングで挑みたい。
![ボートロックゲームにおける【PEラインとリーダーの組み合わせ術】](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/09/wpIMG_5857-1.jpg)
具体的なセッティング例
では具体的にどのようなPEラインとリーダーの組み合わせをすればいいか解説する。
PE2号+リーダー20lb
このセッティングはフリーリグやテキサスリグでアカハタを狙うときに使用している。PE1.5号とリーダー20lbで根掛かりしてもリーダーが残ることが多いが、PE2号にするとより確実。やや底取りがしにくいデメリットがあるが、重いシンカーを使用すれば問題なく底取りができる。実際PE2号にすることで、根掛かりでリーダーがなくなったことはほとんどない。
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PE1.2~1.5号+リーダー30lb
このセッティングはジグヘッドリグを使用して、スイミングパターンでオオモンハタを狙うときに効果的。PE1.2~1.5号は線形が細いため、潮の抵抗を受けにくい。PE1.2~1.5号にリーダー30lbだと根掛かりをするとほぼリーダーがなくなる。しかし、スイミングパターンでは根掛かりが少ないため、PE1.2~1.5号でも問題ない。
またPEの太さに関しては、深場で狙うときにはより底取り重視でPE1.2号、浅場で強引なやり取りがしやすいようにPE1.5号のように使い分けるのがおすすめだ。
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