日本フランチャイズチェーン協会が発表した主要コンビニエンスストア7社の8月の売上高は、既存店ベースで前年同月比4.8%増となった。3年ぶりに行動制限がなかったことから、行楽需要で来店客数が増加した。

 既存店売上高が前年実績を上回るのは、6カ月連続。客数は2.3%増で4カ月連続のプラス、客単価は2.4%増で15カ月連続のプラスだった。商品では、おにぎり、弁当、揚げ物、ソフトドリンク、玩具などが好調に推移した。

 商品部門別の売上高は、おにぎりや弁当などの日配食品が3.2%増、菓子や飲料などの加工食品が2.1%増、日用品やたばこなどの非食品が8.6%増、チケットなどのサービスが7.1%増だった。

 大手3社の既存店売上高は、セブン-イレブン・ジャパンが4.7%増で6カ月連続のプラス、ファミリーマートが4.9%増で12カ月連続のプラス、ローソン(単体)は4.6%増で6カ月連続のプラスだった。

提供元・DCSオンライン

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