オージーケーカブトから、空気のカーテンを利用した飛沫防護デバイス「AirVision(エアービジョン)』が発売された。
オートバイ・自転車ヘルメットで培ったエアロダイナミクスのノウハウを持つ同社と、「豊橋技術科学大学」との共同実験によって実現した製品で、今後様々な医療現場での活躍が期待される製品となっている。

【新製品】外科医の発案をもとに空力ノウハウで開発した飛沫防護デバイス「エアービジョン」を発売。

〜空気力学のノウハウを活かしたパーソナルエアシールド〜
オージーケーカブトは、空気力学のノウハウを活かして開発した、医療従事者および一般向けエアロゾル(飛沫)防護デバイス「AirVision(エアービジョン)」を発売する。

エアービジョンは、医療従事者が安心して施術や診療、患者ケア、そしてエアロゾル環境において安心して生活ができることを目的としたヘッドギアタイプのパーソナルエアーシールド装置。脳神経外科医の発案をもとに、オートバイ/自転車ヘルメットで培ったエアロダイナミクス(空気力学)=気流をコントロールする技術を活かして開発した”飛沫防護デバイス”だ。

独自開発”エアーシールド”機能でエアロゾル(飛沫)からプロテクト

エアービジョンの開発時のおもなテーマは次の5つ。

  1. 施術者が術中感染をおこさない
  2. 各外科診療科で使える
  3. 脱着が容易
  4. 他医療器機との親和性
  5. 長時間の手技耐用

送風シールド機能については「CFD(流体解析)」を駆使し、「豊橋技術科学大学」との共同実験によって実現。作業従事者の顔に飛散するエアロゾルを、電動ファンによる空気のカーテンで防護する。

ホールド性とバランスを追求、施術者の視野をしっかり確保

電動ファンを装備しながら軽量化を実現し(約350g)、さらに本体の重心位置を最適化。重さを感じさせない設計に。また頭部から本体を浮かせるフローティング構造、アジャスターにはきめ細かな調整と均一な締め付けでどんな頭部形状でもしっかり安定する「BOA®フィットシステム」を採用している。すぐれたホールド性で、施術者を含めた使用する方の視野を、クリアに確保する。

独立したコントローラーによる、高い操作性を実現

後頭部に装備した電動ファンを作動させることで、前頭部より空気がカーテン状に噴出されシールド効果が得られる。風力は3段階。センターボタンを押すことで調整できる。バッテリー(別売)とコントローラー、本体への接続は付属のUSBコードで行う。
バッテリーは使用状況に応じた容量のものを別途買う必要がある。