秋の寂しさが入り混じった心情や、物思いにふけることを表す「秋懐(しゅうかい)」という秋の季語がある。日本製の高品質なカスタムオーダー腕時計ブランド「Knot(ノット)」から、そんな移ろう秋の情景をイメージしたシーズンコレクション「秋懐」が登場した。
第4弾となる今回は「Knot」で人気を博す「クラシックシリーズ」の3モデルを「秋懐」仕様にし、それぞれ限定200個発売中。全国の直営ギャラリーショップ、オフィシャルウェブサイトで購入可能だ。
IP(イオンプレーティング)加工で美しいブラウンを表現
「秋懐」では、アクセサリーによく使用される「IP(イオンプレーティング)加工」を採用している。「IP加工」は、真空状態の中でイオン化した金属を吹き付ける塗装方法で、この方法により剥がれにくく美しい仕上がりが可能となる。同コレクションは「Knot」初のブラウンIPを使用し、秋色に変化していく情景を表現している。
穀物の種子を思わせる細やかな型押しの文字盤
ケースだけでなく、文字盤にも「秋懐」ならではのこわだりがつまっている。同コレクションの文字盤は、細やかな型押しを採用した「グレインダイヤル」。グレインとは「穀物」の意味で、主に麦、米、トウモロコシの種子のことだ。
まるで穀類の種子のようなマットなシボ感が、ケースのブラウンのツヤと対照的な表情を見せる。
また本体だけではなく、ケースバックやスリーブも「秋懐」限定の仕様だ。ケースバックはシリアルナンバーが刻印され、スリーブも限定デザインとなっている。
なお「秋懐」シリーズのストラップ、バックルは別売となる。「Knot」のストラップは本革レザーからメタル素材のものまで幅広く揃っているので、自分好みの一本がつくれる。バックルは各550円で、シルバー、ローズゴールド、イエローゴールド、ブラックの4色から選択可能だ。
「クラシックシリーズ」3モデルの特徴を解説
「クラシックシリーズ」は、風防に高級腕時計に使用されるサファイアガラスを採用している。これによりキズが付きにくく、クリアな視認性を長期にわたって保てる。また日常生活防水(3ATM)仕様なので雨や洗顔などで濡れる程度であれば耐えられる。
秒針が中心から離れて配置されているのも3つのモデルに共通する特徴だ。
ではそれぞれのモデルについて詳しく解説していこう。
シンプルで洗練された魅力の「CS-36(スモールセコンド)」
1940年代~60年代に人気を誇ったトラディショナルデザインからインスパイアされた「CS-36(スモールセコンド)」は「Knot」の定番モデルにあたる。
直径36mmのケースとシンプルなデザインが男女ともに着けやすく、ペアウォッチとしても人気を博す商品だ。
ストップウォッチ機能を有する「CC-39(クロノグラフ)」
「CC-39(クロノグラフ)」は、39mmという少し大きめのケースで、懐中時計をベースとした存在感のあるデザインだ。
ストップウォッチ機能を有しており、中央の秒針のように見える大きな針は、右上のスタート/ストップボタンで動く。本物の秒針は、中央下段の小さな丸の中に配置されているというユニークなアイテムだ。
シャープなデザインでファッションを引き立たせる「SQ-32(スモールセコンドスクエア)」
「SQ-32(スモールセコンドスクエア)」は、スクエア型ケースが特徴。大きさは直径32mm、薄さ6.0mmで日本人の腕を最も美しく魅せるよう設計されている。
アラビア数字の文字盤が見やすく、シャープなデザインと機能性を兼ね備えた同モデルは、ファッションを引き立たせるアクセントになるだろう。