リベンジ釣行でオショロコマ登場

それから数日間ネットでリサーチを行い、Googleマップと睨めっこしながら川を選定しての再チャレンジ。ネットにも有望な情報は少なく、最初に訪れた川は完全に空振り。後から知ったのはその川は温泉が源泉であり魚の棲まない川であるということでした。

初場所で挑戦

第二候補は過去にイワナの実績があるものの上流?源流域は訪れたことがない川でした。入渓地点は標高も高く涼しい環境で低水温と条件は揃っていましたが、あまり期待せずに古い堰堤から釣り下がることにしました。

待望のオショロコマ

ミノーを投げ込むと早速チェイスがあり、食いつきはしなかったもののどこか無防備な様子。その魚は水面近くにぶら下がるミノーをじっと眺めていました。すぐに3gの小型スプーンに交換しストップ&ゴーでトレースし直すと、すぐに食い付きました。腹がオレンジに染まったその魚は紛れもない待望のオショロコマでした。

北海道で源流の妖精『オショロコマ』を釣る 22cm頭にまさかの連発腹がオレンジに染まった本命(提供:TSURINEWSライター小峠龍英)

22cm頭に連発

釣り上げたオショロコマは、側線付近に散りばめられた紅い点とオレンジと黄金を混ぜたような鮮やかな体色を纏う正に源流の妖精のようなルックスでした。

その後立て続けにその堰堤だけで8尾キャッチ。後に続く流れの緩いポイントには必ず魚が付いていました。サイズは15~22cmほどで、真狩川と違いどの魚も好奇心を全く隠さない無垢なチェイスを見せてくれました。

50mほど釣り下がりましたが他の鱒族を見かけることはなく、まさに彼らの楽園とも言えるその沢で恐らく20尾は釣り上げたと思います(途中で数えるのをやめました)。当然、全てもといた場所にリリースしました。

北海道で源流の妖精『オショロコマ』を釣る 22cm頭にまさかの連発側線付近に散りばめられた紅い点(提供:TSURINEWSライター小峠龍英)

魚を未来に残していくためにも

オショロコマは道東や道北ではよく見かけるようですが、後志エリアでは簡単ではありません。そんな南限に棲むオショロコマは他の地域とはまた違った特徴を持つそうです。その貴重な個体群を残していくためにもリリースは的確にして行きたいと強く感じた釣行でした。

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<小峠龍英/TSURINEWSライター>

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