今年はウナギの情報がなく、昨年より難しいようだ。しかし、まだ十分狙える時期なので、8月28日は昨年よく釣れた木曽川河口域に妻と釣行してきた。ゲストも交え、リリースサイズのウナギをキャッチした当日の釣りをリポートする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

木曽川のウナギ釣りで本命1匹 ドバミミズのエサにセイゴやニゴイも

木曽川河口でウナギ釣り

現地には午後6時に到着。エサは冷凍カメジャコ、アケミ貝、ドバミミズの3種類を準備した。カメジャコは冷凍も含めて入手困難だったが、なんとか1箱入手できた。

木曽川のウナギ釣りで本命1匹 ドバミミズのエサにセイゴやニゴイも当日の仕掛け(作図:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

当日の状況

潮から判断すると、満潮から下げ潮となるのでウナギ狙いは厳しいか。川魚が交じるのではないかと考えていた。

大潮の満潮を迎える直前のため、水位はいつもより高い。いつもサオをセットする場所が水没していたので少し工夫する。

木曽川のウナギ釣りで本命1匹 ドバミミズのエサにセイゴやニゴイも大潮の満潮で水位は高め(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

サオは全部で5本準備し、3本にカメジャコ、1本にドバミミズ、1本にアケミ貝を付けた。

木曽川のウナギ釣りで本命1匹 ドバミミズのエサにセイゴやニゴイもこんな感じで 5本出した(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

表層は穏やかに見えるが、回収した仕掛けには水草や枝が掛かっており底は荒れているようだ。そこで遠投していたサオは回収し、岸から5~10mの近場に投入した。

大型ニゴイヒット

午後8時に小さなアタリ。リールを巻くとプルプルと抵抗する。上がったのは15cmくらいのセイゴで、大きなドバミミズを丸のみ。これがこの後連発した(リリース)。

午後9時30分に大きなアタリが出た。いきなりサオ先が大きく曲がり震えている。まるで踊っているようだ。引き方からするとウナギではない。シーバスか?慎重に寄せると…コイ?大型のニゴイだ。もちろん対象外だが、随分大きい。「シーバスだったらキープしていたな」とつぶやきながらリリースした。

木曽川のウナギ釣りで本命1匹 ドバミミズのエサにセイゴやニゴイも大きな二ゴイがヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

撤収間際に待望のウナギ

ウナギは難しいかもと考え、午後10時ごろからは撤収準備をしながら続けていると、10時30分ごろドバミミズを付けたサオ先端が微妙に曲がった。ゆっくり上げると待望のウナギ。だが型が…。

ウナギを見た妻に「これは小さいからリリースだよね」とコメントされてしまった。食べられないサイズではないのでどうするか一瞬迷ったが、妻の一言でリリースした。

木曽川のウナギ釣りで本命1匹 ドバミミズのエサにセイゴやニゴイも最後に顔を見せてくれたウナギ(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

小型はリリースを

リリースの判断材料として、ハリをのまれて生存できないときはキープすることもあった。だが、ハリを大きくすることである程度は回避できる。

丸セイゴ15号にしてからは、小型のウナギも口に掛かっていることが多かった。もちろんエサのサイズも関係するが、できれば大きめのハリを使用することを勧めたい。

エサについてのまとめ

エサについてまとめてみると、ゲストも含めて全てドバミミズに反応した。下げ潮の影響ではないかと思う。カメジャコは取られることはあったがヒットには結びつかず、9時以降は反応がなく残っていた。試しに使ったアケミ貝も同じく反応がなかった。このエサは、この場所には不向きなのかもしれない。

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<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>

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木曽川
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年9月16日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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