幅広いコーディネートで活躍する、上質かつ遊び心あるスニーカーが誕生。
国産スニーカーブランド「blueover(ブルーオーバー)」が、秋の足元を彩るスニーカー「コポリ」を発売した。
blueoverの定番モデルをベースにした「コポリ」
「blueover」の定番モデル「マイキー」をベースに開発された「コポリ」。
マイキー同様、日本人に合わせたラスト(足形)を使い、歩行に最適なソールの硬度設計を採用。サイド面にはナイロン地を取り入れ、大胆に素材を切り替えた。見た目の軽快さはさることながら、靴自体も軽量で履いていて疲れにくい一足だ。
ポイントは異素材を組み合わせたサイドデザイン
言うまでもなく、同モデルの一番の注目ポイントは、大胆な切り返しをつけたサイドデザインだろう。切り返しのナイロンには、コシがある半光沢の国内製ツイルナイロンを使用している。
スポーティな印象があるオックス(平織)ではなく、パンツなどで用いられるツイル(綾織)を採用したのは、ボトムスとの相性を考えてのこと。
切り返し位置は数ミリ単位の調整を行い、前後の素材感、靴下とのマッチングが最適な位置になるまで、幾度も試作を繰り返した。派手さはないが、細かなところまで考え抜かれて作られた、まさに大人のためのスニーカーといえるだろう。
靴下を合わせる楽しみも重視して製作
「コポリ」は、靴下との相性も重視して作られている。
“靴下合わせ”を考え、本体のカラーリングはあえて落ち着きある彩度に。
今回リリースされたカラーは、ブラック、ホワイトの無彩色と赤系統のキャメル、青系統のネイビーの4色。いずれもソックスが映えるような配色になっている。
普遍性あるデザインを追求する「blueover」
「blueover」は、プロダクトデザイナーである渡利ヒトシ氏が、国内の蓄積されてきた地域産業としてある製靴技術の継承のため、2011年にスタートさせたスニーカーブランドだ。そのため、同ブランドでは可能な限り、すべての素材調達、加工、生産を国内で行っている。
突出した機能的スニーカーではなく、当たり前に歩きやすく、履きやすいことを重視し、時代を問わず履き続けられるような普遍性あるデザインを追求している。
落ち着いたカラーのスニーカーが、この秋冬のコーディネートの幅を広げてくれそうだ。
(IKKI)