時計ブランド「HEMEL(ヘメル)」から、最新テクノロジーを駆使したクロノグラフウォッチ・ヘメルHFシリーズがリリースされた。同シリーズは6月より販売を開始している。
オランダ語で空を意味するというそのシリーズは、新作を続々とリリースし続けている。代表モデルHFT20をはじめとした「ヘメルHFシリーズ」は、どんな時計なのか?そのコンセプトや特徴について紹介しよう。
「空」を意味するブランド「ヘメル」
最新テクノロジーを駆使したクロノグラフ「ヘメルHFシリーズ」。ブランド名の「ヘメル」は、オランダ語で空を意味する言葉だ。製作のほとんどは、オランダ系ルーツにこだわりを持つ創設者兼デザイナーのマーヴィン・メンケ氏自身で行なっている。
メンケ氏は人々が憧れを抱き続けるクラシカルなイメージを大事にしつつ、クロノグラフウォッチを創り出すことに喜びを見いだしてきた。彼にとっての空は、楽観主義・コミットメント・願望の比喩であり、これらはクリエイティビティの基本でもある。
「機械式やハイブリッドメカクォーツを軸とした、自動巻き腕時計やクロノグラフに集中しながらも、私が将来的に取り組んでいるスタイルはきっと人々を驚かせるでしょう。」メンケ氏は「HEMEL」のラインナップついて、常に新しいものを創り出すことを考えていると言う。
ヘメル「HFT20」の特徴
同ブランドの代表的なモデル「HFT20」シリーズは、電池で動くクォーツムーブメントでありながら、さまざまな機能を搭載している。機械式クロノグラフ特有の流れるようなスイープ運針、瞬時に12時の位置に針を戻すリセット機能を体感できるハイブリットメカクォーツムーブメントSEIKO Cal.VK64などだ。
また、ステンレススティールやセラミック、サファイアガラスなど最高品質の素材を採用。実用的ラグジュアリーというコンセプトのもと、驚きのコストパフォーマンスを実現している。
「ヘメル」その他のラインナップ
同ブランドは現在、代表モデル「HFT20」の他、新たな商品を次々とラインナップ中だ。
ハイブリットメカクォーツムーブメントであるSEIKO Cal.VK61を搭載した「The Brabant」、1970年代のパイロットウォッチのクラシカルで端正なイメージを受け継ぎながらも、こだわりのスワンネック緩急装置を搭載した手巻きモデル「The Arifoil」。
ヘメルの記念すべきデビューモデル「HEMEL24」もラインナップしている。8月にはMIYOTA社製自動巻ムーブメントの上級機種Cal.9039搭載の新作、「HF/Stratus9039」も登場した。その他にも複数のモデルが販売されている。
機能性と最高品質を同時に実現した時計の数々に、気分も羽ばたくに違いない。
ヘメルHFシリーズ
(下嶋恵樹)
白鳥の首のような美しい角度が特徴の緩急装置